たばこ税の増税が喫煙家に対するペナルティになる≒喫煙を控える効果がある、というのは結構多くの人が認識してると思うのに、消費税の増税は消費へのペナルティ≒消費を控えさせる、という発想になかなか繋がらないのは不思議なことだ
— koume@もち米は餅米でなく糯米です (@koume_nouka) 2018年10月4日
たばこ税による税収推移の記事【たばこの税収推移をグラフ化してみる(最新)】を読めば分かる通り、たばこ税の存在、そして引き上げは、たばこへの課税による税収を維持するためのようなもので、ほぼ間違いない。
他方、たばこ税そのものやその引き上げが、喫煙者に対するペナルティの上乗せで、それが喫煙を抑える効果があるということは指摘されているし、いくつかのデータもあるし、多方面で喧伝されてもいる。極論として1本10万円になったら、どれだけの人がたばこを止めるか(闇たばこが登場する云々は別として)。
つまり、税額≒価格の引き上げは対象商品の消費を抑える役割を果たすことになる。まぁ、価格が上がれば消費が減退してしまうってのはよくある話に違いない。それがし好品ならばなおさら。
で、消費税ってどうなんだろうという話。この連想法は思いつかなかった。
消費に税をかけ、その税率を上乗せするってのは、消費そのものにペナルティを課すことに他ならない。精神的にも当然負荷はかかるし、そろばん勘定の上でも消費量は減退する。消費が減退すれば、お金の循環、商品の回転は落ちるので、消費は後ずさりしてしまう。景況感にはマイナスとなる。
そもそも増税ってのはどんなものに対してでも景気を抑え込む効果がある。ましてや直接日々の生活に欠かせない日常生活の消費活動への課税、その増税が景況感にどれだけのマイナスをもたらすか。ちょいと考えればすぐに分かるはずなのだけど。
軽減税率? 金銭的な観点では有効かもしれないけど、計算やら適応か否かの考えをしなきゃならない時点で消費行動が足かせを受けてしまうので、意味はあまりないのだけどね。
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