マンガやラノベを点数つけて評価するのはあんまり見ないけど、ゲームレビューはスコアつけるのが当たり前みたいな風潮の違いは何なのか気になる。点数はわかりやすさと誤解を生む諸刃の剣だと思う。
— karzusp (@karzusp) 2018年10月15日
ファミ通のあれが言わば業界のデファクトスタンダードになったんでしょうね。
— まりんらいなー (@malineliner) 2018年10月15日
ファミ通......
— いづる (@iduru) 2018年10月15日
いや、大昔からそれではイカンという流れはあって、山下章とかゲーム批評とか「ゲームにまっとうな批評文化を」と言うのはあったんだけど、そのうち廃れてしまった。
ゲームって手間の掛かる批評が纏まる頃には既にブームが終わってるくらいサイクルが速い「商品」なんだよね。 https://t.co/Q1IbqrbP1z
数量化ってのは元々物事を分かりやすくするための手法だから、数字化されると分かりやすいってのは当然の話でしかない。その上で、同時に数字化されると色々とばっさり切られてしまうのも事実。数字は1ベクトルでの表記になってしまうので、結局はその他のベクトルはすべて切り取られてしまう。ダイヤモンドチャートならまだ複数視点での考察はできるけど、その視点の取り方が問題になるし、単純な数字化と比べたら分かりにくいのは否めない。まぁ、「分かりやすいが正しいとは限らない」とも共通するお話ではある。
ファミ通より前にどこかの雑誌がやっていたのかもしれないけど、部数の上で考えれば、間違いなくファミ通のクロスレビューこそが、おポインツ制による評価付けのテンプレを構成したのだろう。
で、名前の挙がっている山下先生とかゲーム批評とか、ゲームを評論の対象として評論していこう、評価をしていこうという、映画とか音楽と同じようなスタイルが取られていたけど、結局指摘のされている通り、手間がかかるし商品寿命が短いし、第一原則として全部プレイしないと評論が出来ないという、コスパが非常に悪いお話なんだよね。
しかも最近のゲームはプレイ時間が長くなる、商品寿命は短くなるで、ますますゲームの評論はビジネスとして成り立たなくなっている。さらにゲーム関連は内容次第であらぬ方向からあつ(以下略)。
ならばオンラインゲームではどうだろうか、ということで、一時期オンラインゲームの情報を集約した雑誌が複数展開されたけど、結局インターネットで読んだ方が早いじゃんということになり、部数は伸びずに廃刊。ウェブ雑誌としてシフトしたものもあったけど、結局既存出版と同じように色々なしがらみがあったりして休刊。要はビジネスにならないということなのだよね。お金にならなきゃ物事は成り立たない。誰も霞を食べて生きているわけじゃない。
大きな規模のゲームで継続性があるのなら、一つの社会への情報提供という形で、それこそ新聞のようなメディアのポジションとして、ビジネスになるんだけどね。昔のウルティマオンラインではそれが可能だったし、最近ではFGOの公式漫画とかが良い例かな。
あるいはアマゾンのコメントがその代替となりうる、かもしれないけど、あれはあれで色々と問題があるので、これはまだ機会があれば考察したいところ。
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