意外と知られていませんが、レジ係は
— 店員の声@スーパー店員 (@nao7070pi) 2018年10月26日
レジ中に会計、接客の他もう一つ重要な業務をしています。
検品です。
感触、見た目等で商品状態を確認しています。
優秀なチェッカーのいる店は不良品の返品数が格別減ります。
実際ベテランの多い古店に比べセルフレジ導入店や新店等では返品が多くなります。
陳列前にいくら検品をしても
— 店員の声@スーパー店員 (@nao7070pi) 2018年10月26日
お客様が商品に直接触れる
セルフ方式で陳列する業態である
スーパーマーケット等の店舗にとっては
"陳列後の"
お客様による損傷のリスクは付き物。
それを最終確認する場としての
このレジ業務は会計自動化技術では
カバーできない点かもしれません。
ぬくもりとか優しさ云々という感情論的な話は抜きとして(第一それを感じるような状況では、効率は劇的に低下するのは、例えばコンビニで定員相手にべちゃくってる近所のおばさんを見れば明らか)、この発想は無かった。つまりレジ打ちしている時にイレギュラーな損傷が商品に生じていることを確認できる機会があるということ。これが自動レジとかだと不可能になる。
陳列時にどれだけ検品しても、その後お客のカゴに納められてレジに運ばれるまでの間、こどもやおばさんのツンツン攻撃とか、カゴに入れたけどやっぱ止めたと別の場所に放り投げるプレイ的なものは一定率で発生する。子供が遊び道具として引っ掻き回し、そのまま放置された商品ってのも存在し得る。
そういや確かに、時折レジ打ちの最中にトラブルを見つけて、同じ種類の別商品を他の店員さんに取りに行かせたり自分で足を運んだりってケースを見かけたことがある。そのような検品機会が無くなれば、購入後にトラブルがあったからという返品ケースが増えるのは道理ではある。
具体的な数字は公的には上がっていない...というか社外秘レベルの話だから上がるはずも無いのだけど、理屈としては間違っていない。正直なところ、検品の発生率を考えても、それでもセルフレジ化した方が包括的にはそろばん勘定が合うということなんだろうけど、すぐには数字として表れにくいお店全体の信頼性という観点では、あまりよろしくないような気がする。
もっとも、セルフレジの類でも技術の進歩で簡易的な検品すら行えるのが登場するかもしれないなぁ、というのが個人的推測だったりするのだけど。
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