書籍ランキングデータベースで書籍やコミックの初動推定部数が分かる

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という話があって、自分の著書があるわけでは無いけれど、色々と気になった。確かに書き手自身や業界関係の人には恐ろしい話ではあるし同時に興味深い話でもある。


一応探してどこのサービスなのかを確認。書籍ランキングデータベースというもの。ただ、Aboutページが無いのでどのような背景で創られたのか、POSデータはどこから取得してどれほどの信ぴょう性があるのかまでの精査ができないので、話半分で見なきゃいけないなぁ、という注意。

データベースそのものはKENT WEBの検索系のものをベースに色々と手を加えている、あるいは特注したものを使っているようだ。シンプルではあるけど実用的。

ジャンルなどいくつかの指標を設けて、その指標を基に初動のデータを平均化して、逆に同一指標の新刊に関する今後の部数動向推定なんていう機能も作れなくはないけど、完全に企業とか公的機関レベルでの話になるな、そうなると。


ふと気になって名シリーズの名探偵コナンの最新刊をチェックしたら、発売第二週目で累計50万部突破。なんだかんだ言ってもベストセラーなだけある実績に違いない。

色々と勉強になるなぁ、というのが第一印象だけど。POSデータの取得に関する明確な定義とか(初動のみとの説明あり。一方で「圏外」の定義は、とか)、そもそもデータの取得元はどこなんだろうとか、色々と気になるところがあるのとともに、本来この類のデータベースは出版業界が公開の形で提供すべき類のものでは無いかなと思うわけだ。

他方、自分のお気に入りの先生の単行本の最新刊が、ランキング圏内での掌握の限りでは累計数千(前半)冊しかさばけていない実情を見るに、色々と考えてしまう。自分が手に持っているこの一冊って、世の中に出回っている総部数のゼロカンマ何%なのか、とかね。


※今件サービスでの提示数は紙媒体の一部部数に限られ、さらに電子書籍方面はカウントされていない、コンテンツ全体の販売数とは大きな乖離があることを併せ記しておきます。

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このページは、不破雷蔵が2018年11月 5日 06:52に書いた記事です。

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