社会人になってからずっと同じハンドルネーム使ってて、ネット内での交流とかオフ会とかの方がリアルよりも頻度が高く活動してるって状態が長らく続いたもんだから、本名が「仕事の時や役所などを相手にするときのみ使われる自分自身を表す符号」みたいな感じになってしまってる感ある。
— 柳瀬那智@東京コミティア126(11/25) J44b (@nachi_yanase) 2018年11月5日
個人の情報発信が容易なインターネットの普及が進み、そのような状態の期間が長くなると、こういう事態が生じるってのはよくある話となる。無論これまでも個人ベースで活動している人は多々居たけれどね。作家をはじめとした創作系の人は結構いる。けど、人が実名以外の名前を使いつづける期間が長いってケースがこれほどまでに多く生じているのは、恐らく人類史上これまで無かったことではないかな。
で、以前ハンドルネームと実名との差異とか、実名至上主義って結局は対象を攻撃したいだけじゃんという話でも言及したのだけど、結局名前って、その個人と関連情報を結び付ける符丁、符号に過ぎないんだよね。ラベル付けとか紐づけとか。そのツールとして名前があるまでの話。
だから行政上とか仕事の時で身許照会をするような時は、公的なデータと紐づけできる実名が必要だけど。ハンドルネームを使っている期間が長い場合は、むしろそちらの方が本来の「名前」の役割を果たしているから、それがメインの名前というのもおかしくは無い。まぁ、その場合の実名は、ファンタジー系の作品でよく見られる「真名」ってやつになるんだろうな。他人に知られると色々と嫌がらせされて困ってしまうってところでも似ている。
社会人どころか学生時代からこのペンネームで、本名は結婚して名字変わってるから実質人生の中で一番長く変わらずに使ってる名前だなーって改めて思った
— 成原とんみ日西ま-42b (@tonmi_n) 2018年11月5日
インターネットで情報のやり取りが容易になると、こういうケースの人もどんどん増えてくる。色々な意味で社会の価値観というか、常識というか認識が変化を見せる、その良い一例では無いかなという気がする。実名至上主義がさほど意味を持たないという好例でもあるわな。
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