胃もたれしやすい体質なので、餃子の王将に一人で行ったら何を頼めばいいのかしらと「王将 ひとり」で検索したら「女一人で王将はおかしいですか」「独り王将の女を嘲笑」とかいう記事ばっかり出てきた。意味がわからん。
— オクスタ製文 (@oksta7) 2018年10月22日
一昔前は一人で食事を摂ることがどちらかと言えば否定的な意味合いで表現される、意味を持つことが多かったけど、「孤独のグルメ」の登場でそのイメージが随分と払拭された感はある。けれど今でも他人とテーブルを囲んで食べるのが当然で、一人で食べるのは邪悪のスタイルだ、非難されるべきだというニュアンスで語られることが多い。特に大衆向けの食の場ではそういう雰囲気がある。
当方も一人暮らしだから基本的にはおひとり様の食事となるわけで、諸般の事情で外食はあまり無いのだけど、それでもする場合は当然おひとり様でいただくことになる。でも引け目は感じていないし、笑われる筋合いはない。
他人に迷惑をかけているわけでは無いのだから、とやかく言われる理由は無い。そういうスタイルを望んでいるのに、なぜ指を指して笑う必要があるのか。
人の趣味や嗜好を嗤う人、くさす人、貶む人は、何かに没頭、熱中した時期を過ごしたり、何かをものすごく好きになったりしたことがないんだなあと思っている。山も、焼肉も、映画も、歌舞伎見物もひとりで行く。「ひとり札幌テレビ塔」「ひとり五稜郭タワー」とか普通にやったよ。
— 葛葉 (@Cuznoha) 2018年10月30日
人の趣味とか行動性向とか嗜好ってのはそれこそ十人十色で、反社会的・反倫理的・違法的なものでない限り、他人に迷惑をかけるようなものでなければ、たとえ自分の考えとかけ離れるものであっても、笑ったり非難してはいけない。「咳をしてもひとり」にあるように、寂しさを覚えるところもあるけど、それもまた愉しみとして浸っていることだってあるかもしれない。
また、これは一人で云々の話に限ったものだけど、そもそもそういう他人との接触に負担を覚える人もいる。一人で静かに時間を過ごすことが至極の喜びを覚えるって感じ。そういう人には食事の時とか旅行の時も、他人とともにってのはとても疲れるものとなってしまう。
まぁ、一人で色々としているのを見て、可愛そうだなとか変だな、と思う事自体は問題ない。でもそれを具体的に表明して対象に石つぶてを投げることは別の話だよ、ということでもある。
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