人手不足が加速、倒産最悪ペース 事業継続への影響深刻に | 2018/11/16 - 共同通信 https://t.co/vfEHXVLPxX 「社長や幹部役員の急死、急病などによる「後継者難」による倒産が237件で全体の7割超を占めた。これに、人手の確保が難しく事業継続に支障が生じた「求人難」が46件」タイトルとの乖離
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年11月17日
「社長や幹部役員の急死、急病などによる「後継者難」による倒産」上層部の高齢化と、後釜を事前に確保しておかない準備不足による自責なのですよね。「後継者不足に悩む企業のために」云々という話やサポートのあれこれは、もう十年以上前から話にあがっています。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年11月17日
人手が足りないから外国人労働者を云々的な話につながるような雰囲気をかもすというか、そういう話があるので話題性をゲットしやすいからなのか、この類の報道がよく目に留まるようになった。代わりに、リクルート社の月次のバイト時給の話で「また上がったよ、環境がよくなってるね」的なものが聞かれなくなったのも併せ、要は「数年前までのデフレ期のように低賃金でこき使える、いざとなればすぐに切り捨てできる奴隷労働力が手に入りにくくなった」に過ぎないし、外国人労働者云々も多分にそういう属性のを求めているんだろう、的な感は強い。実際、景気ウォッチャー調査などで中小企業の人材不足の内情を見聞きすると、そういう話が山ほど出てくる。
今件も、いかにも人材不足で倒産増えてる、ヤバいよね、深刻だよね的な印象のあるタイトルではあるけど、記事の本文の限りでも、従業員の人手が足りなくて倒産したとの件数は少数に過ぎない。「「社長や幹部役員の急死、急病などによる「後継者難」による倒産」」が最多なら、むしろ外国の方で有力な能力を持つ人を呼び寄せるべきではないのか、という話なんだけど、一連のあれこれではそういう話はほぼ皆無に等しいんだよね。不思議不思議。
「社長や幹部役員の急死、急病などによる「後継者難」による倒産」とあるけど、上層部の高齢化による所が最多理由。まぁ、たまには交通事故などもあるのだろうけど。そして、後釜を事前に確保しておかない準備不足による自責が多分。経営者が高齢で「後継者不足に悩む企業のために」云々という話やサポートのあれこれは、もう十年以上前から話にあがっているので、それに応対していなかった企業側の問題......
......って今書いて気が付いたけど、社長や幹部役員が単独で亡くなって後継者難が生じるのって、小規模企業とか親族企業だよな、これ。中規模以上の企業なら、そういう理由で倒産するって考えにくい。と、なると先日指摘された「多分に高齢な経営者が受給している年金を当てにして、かつかつ状態で会社を回しているので、後を継いでも経営が成り立たない」って事例が多分にあるんじゃないのか、これ。
後継者不足が、倒産の第一要因。中小企業は、同族で事業継続を考えず、後継者を社員の中から育成すべき。人手不足を安い人件費で調達しようとするば、解決できない。そこそこの賃金レベルを用意する企業に人材が集まるのは自然の流れ。外国人労働者に頼るのは本末転倒。#後継者難 #賃金レベル https://t.co/Jw7JjGNq8h
— けん (@tkazu2716) 2018年11月17日
結局人手不足の問題の多分は、企業自身の認識の問題に他ならなず。加え、その辺りの分析もせずにひたすら人手不足ガーと騒ぎ立てる報道内容を見るに、一番問題なのは報道界隈自身の人材不足では無いのかな、と思ったりもする。
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