友人女性、僕がファンタジー小説で作家デビューするって話をしたら、「ファンタジーの文脈がわからないのでそういう作品が読めない。ダンジョン飯とか読めなかった。歌舞伎みたいにお約束を解説する手引き本を用意して欲しい」って言われたんですが、これもしかして需要あるのでは......
— 輝井/terry@11/25 文学フリマ東京ア-26 (Fホール(2F)) (@terry10x12th) 2018年11月24日
...という話は正直なところ、具体的な言い回しとしては初めて聞いたけど、考えてみればすごくよく分かる話ではあるし、これって何度となく指摘している世代間ギャップと同じ構造じゃないかな、と。電話やテレビを「回して操作する」って表現は、実際に見たことが無いと分からない、それを常識にしている世界観は理解が難しいというもの。
そのような常識を知らないと楽しめないとなると、ハードルはちょいと高くなるよね。そのハードルを超えても楽しみたいと思うような魅力が必要なので、作り手側は大変になるし、それをするりと飛び越えられるような仕掛けが必要、ということで歌舞伎みたいなお約束手引き本ってのは必要かもしれない。あるいはストーリーの中でさくりと説明してくれるようなもの。
ああ、「異世界転生物」の人気の一つはそれか。現世界からやってきた主人公が異世界の常識を知るはずも無いので、現地の人に色々と教えてもらう、学ぶという流れになる。その過程がそのまま読者への手引きにもつながるってわけだ。
F外から失礼します。
— カク (@kaku12559701) 2018年11月25日
正直欲しいです。
例えば「ダンジョン飯」で「熱湯を池に捨てたら精霊が激怒した」って話があり
知ってる人は「常識」らしいですが
私は解りませんでした。
ファンタジー系の常識・お約束をまとめた本、何処かにあります?
横からすみません。アマゾンなどで「ゲームシナリオのための 事典」で検索していただくと、創作者向けの各ジャンルのガイド本がたくさんヒットします。山北篤さんの著作などが定番ですね。
— あやとり@しののめ派 (@aya_wt) 2018年11月25日
「ゲームシナリオのための 事典」でアマ検すると https://t.co/jvOyqShBHH 「ゲームシナリオのためのファンタジー衣装事典」をはじめ、確かにたくさん出てきますね >>RT pic.twitter.com/4M4hHBvJn6
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年11月25日
ゲームシナリオのためのファンタジー解剖図鑑: すぐわかるすごくわかる歴史・文化・定番260 https://t.co/u0yUzJHI6d これも。 pic.twitter.com/Gs9YtaYkss
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年11月25日
で、ファンタジー系を中心としたあれこれについては、書き手側の観点で役立つようにと色々な事典が発売されていたりする。これが読み手にとっても結構便利だったりする......
...のだけど。これらを全部読んで、その上でファンタジー小説云々ってのは、現実的では無いような気もする。やはり全部一冊これでOK的な教本は欲しいし、人気のある作品ならば数ページでまとめられてる、世界観やら設定のガイドブックみたいなものが欲しいな、という感はある。どのぐらいまで突っ込んでいいのか、説明してよいのかという区切りが難しいのだけど。シノギの香りがするぜ、的な。
コメントする