VR1970年代オフィスとか。パソコンもスマホも無く、使えるのは電卓ぐらい。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年11月8日
目の前にある書類に手書きすると、全部手書き認識からのテキスト化、それを封筒に入れてポストするとメールに......という、実は超高度なオフィススイート。経団連御用達みたいな(苦笑
— さだこーじ ツイッターデトックス中 (@SadaKoji) 2018年11月8日
先行記事【物理的な商品とデータ上の商品で思い出の度合いが違うという話もあるけど】の話の中で思い至ったネタ。サザエさんとかに出てくる、1970年代ぐらいの日本のオフィスをVRで体験できるようにするってのは、ネタとして面白いかな、と。机の上には色々な書類とか決裁箱とかあるけど、パソコンは当然無いしワープロすら無い。スマホもタブレット型端末も当然無く、計算で使えるのはせいぜい電卓。1970年代としたのは、それより前だと電卓すら使えずにそろばんってことになるので、それはちょっとハードルが高過ぎるだろうということで。いや、それをあえて用意して1960年代のVRオフィスでもいいんだけど。
単純にネタとしてということでツイートしたけど、これってよく考えると当時働いていた人たち向けへの想起記憶的な認知症対策として使えるかもしれないな、と思ったりもする。もっとも、今のオフィス環境で働いている人にとっては、パソコンもスマホも使えず、電話は固定電話と公衆電話ぐらいって状況は、どうやって仕事ができるんだろうという不思議さすら覚えるのだろうけど。実は当方もそうだったりするけどね。
まぁ、指摘のように見た目は1970年代だけど、実装されているのは現代のと同じっていうのも面白いかもしれない。ただ、手書き認証からテキスト化ってのは、やはりツラいよな、と。キーボードなりタップで打ち込めるようにならないと。
もっとも、この「VR1970年代オフィス」って、結局は【選択肢が広がるとより良いものを選びたくなるもの】でも触れた、バーチャルな職場環境の発展ネタでしかなかったりする。VRの技術がさらに進めば、自宅で職場と同じ環境を得て、自宅勤務が出勤と同じような感覚になるとか、出張もデータのやり取りで瞬時に打ち合わせができるようになるとか。
でも自宅で何でもできるようになると身体的に難儀している人には有り難い話だけど、同時に岡崎二郎先生の短編集作品にあった「オフィス」の話のように、リアルと非リアルとの境目がごちゃごちゃになったり、精神的なストレスがたまるのではないかなという危惧もある。
まぁ、この辺りの話は技術的にできる・できないというのも合わせ、色々と試行錯誤されていくのだろう。
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