昔ただの地方大学だったスタンフォードの教授が「いくら教えてもこのへんに電子工学活かせる仕事ないし教え子みんな東海岸で就職してしまう...」みたいな問題意識から、教え子の起業をサポートしたり、産学連携に注力した結果シリコンバレーは生まれたって話、日本の地方も参考にした方がよさそう。
— 西内啓 Hiromu Nishiuchi (@philomyu) 2018年12月1日
この数年、地方創生周りの仕事して色んな人の話伺うんですけど、日本人の多くが「稼ぐ方法」として農水産物売るか観光客に来てもらうかしか思いつかないって状況けっこうヤバい。発想が南の島でのほほんと暮らしてる人みたいじゃないか。
— 西内啓 Hiromu Nishiuchi (@philomyu) 2018年12月1日
シリコンバレーまで発展させろってことになると話は別だけど。当方も出張やら実家帰りなどで何となく感じている感覚とほぼ同じだったりするので、「分かる」感が強い。先の日本帰りした戦闘機に関しても「日本はこういうものに金を出さないから云々」という話はあったけど、ならば例の日本刀関連のゲームに端を発した流れはどうなんだろうとか考えたりもする。
要は、日本人はお金を出さないっていうのではなく、お金の上手な稼ぎ方を知らないだけでは無いのかなと思ったりする。発想が無い、あるいは安易で、自分がお金を支払う側ならどういうものに対価を提供したくなるのか、そこまで考えての発想が無い、慣れていない感じがする。
何も万人がそういう能力を持ち合わせている必要は無くて、一定数がいれば、あるいはそういうノウハウを持つコンサルなりリーダーがいればよいまでの話だけど、そういうコンサルがそれほどいるとは思えず、むしろテナガザルと何ら変わりは無いじゃないかというレベルのコンサルばかりが目立つので、結果として儲けることが出来ないという結果になる。
加えて、そもそも論となるけど「お金を儲ける」という行為自体を忌避する傾向があるのもマズい気がする。お金儲けをするのはモラルに反している、よくないことだという大原則的なものがあるので、そこから話が進まない。学ばないし経験もしないから、テンプレとして転がっている方法論しか考えが出てこない。
なんか色々と打開策はありそうな気もするのだけどね。
コメントする