単行本で数巻は紙で出してその後の続刊が電子でしか出さなくなるのは作家と出版社側の都合で、本棚に並べられなくなった購買者さんへのケアとして紙で買った分は電子版無料提供した方がいいんじゃない?そういう誠実なケアも必要なんだと思う。
— 山田 秋太郎「じゅうしまつ」@近代麻雀 (@yamadasyu) 2018年12月13日
僕の「わがままDIY」で実験的に単行本に電子データついてるけど確かに好評。アプリの使い勝手でキンデルとかの電子版平行して買われる方も多いけど。
— ざらぶ (@zarabu01) 2018年12月14日
ぶっちゃけると単行本の続きもので電子書籍版しか出ない、最初は紙媒体と電子書籍の双方で出ていたけど途中から電子書籍版しか出なくなったってのは、採算性の問題があると考えてよい。最低これぐらい出せる目論見が立たないと紙媒体でのOKは出ないけど、電子書籍なら単行本化のOKラインは1ケタ下がるよ、的な。まぁ、電子書籍でも出るだけ嬉しい話で、下手すると連載そのものは一応終わっているのに、単行本そのものが出なくなり、書棚には中途半端な尻切れトンボの状態で収まることになるってケースが多々ある。
途中から電子書籍のみとなったものに関しても、読者にとっては「単行本が出なくなって尻切れトンボ」と同じ状態と判断しても仕方が無いような状況になってしまう。何しろ紙媒体で途中までそろえていたのに、それ以降は電子書籍のみとなるので、本棚にも端末にも中途半端な一覧が並ぶことになる。正規の購入者なのに、これは理不尽。
その観点では指摘されている通り、紙媒体で購入した人限定で、電子書籍版を無料配布ってのはアリな手法だと思う。すでに一部の雑誌や単行本では行われているようだけどね。
地味ではあるし数字としてすぐに大きな結果が出るわけでは無いけど、取りこぼしを防ぐことはできるし、読者の安心感はそのシリーズや出版社へのロイヤリティを高める施策になることに違いは無い。こういう地味な読者へのサポートが、中長期的には効果を発揮することになるのだけど...数字がすぐに出ない類のは、軽視されがちではある。
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