心理学の研究上「後に起こったことによって過去の記憶が書き変わる」という仕組みを人間は持ってるそうなので、辛いことはその場で意味付けを変えてしまうとよいのかもしれない。具体的には脳内で
— 西内啓 Hiromu Nishiuchi (@philomyu) 2018年12月12日
「逆境。だがこの経験が、後に彼の爆発的な成長に繋がるのである」
みたいなナレーションつけるとか。
先日、高齢者になると自分の記憶が都合の良いように、ウソの話と入れ替わる、上書きされる傾向が強くなるという話が記事に挙がっていて、それ関連の話。科学的にはどこまで確からしさがあるのかホールドな感じだけど、実体験の限りではそういう事例は多々見られるので、だからこそ高齢者の体験談とか講演での歴史語りは特に気をつけなきゃいけないなというのがある。鵜呑みに信じ込んでしまいがちだけどね。
で、高齢者に限らずそういう傾向がある、そうなる仕様を人間の記憶の構造は持っているというのなら、それを上手く活用しようじゃないかというのが今件の話。悪用すると洗脳になるんだけどね。
具体的には自分に都合の良いナレーションをつけてしまう。その場で出来れば最強だし、直後に反復する形で思い返してそこにつける。まぁ、映像作品を作る感覚でやってしまうわけだ。今ならユーチューバー的に、というところかな。実際に今後のことは分からないけど、良い方向に進むという前提の下で色々と「説明」をしてしまう。実情そのものはツラい内容でも、そのナレーションで客観的立場にあるようなとらえ方が出来るし、未来に向けての希望を得ることができる。それが現実のものになろうがなるまいが、少なくとも辛みを和らげることは可能となる。
まぁ、ぶっちゃけると気休めでしか無いのだけど。気を休めるのって、とても大切なことに違いは無い。
ナレーションいいですね。
— atandc (@Archtandc) 2018年12月12日
面接の前に心の中で「ショートコント、面接」って呟いてから挑むってネタ思い出しました。
そういえば @hachiya さんも、ピンチの時は映画の主人公になったような気分で乗り切ると仰っていたな > RT
— 稲見昌彦⛅Masahiko Inami (@drinami) 2018年12月15日
逆に辛いことが起きそうな時に前もってナレーションをつけることで自分の気持ちを落ち着かせたり、客観的なものの見方をすることによって冷静な立ち位置で考えることができるようにするってのもアリ。なりきりとかナレーションづけとか物語の主人公のように自分を捉えるのって、中二病とか言われかねないけど、疑似体験で自前の能力にブーストをかけられるのなら、有効活用した方がいいに決まっているよね。
この辺りの話とARとかVRをうまく組み合わせると、色々と面白いことが出来るようになるかもしれない。
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