面白い/つまらない、商業的に成功している/してない、好き/嫌い、完成度が高い/低い、は別のレイヤーの話なので、「作りは粗いし、面白くはないし、ぜんぜん売れてもいないけど好き」みたいな作品はあるし、こういう歪んだ好きを大切にしていきたいと思う。
— ジョー猫 (@korenkan) 2018年12月16日
先行記事【インターネットによる可視化で上がいくらでも見えてしまうけど】ともかかわってくるお話。物事の評価...というか表現基準には多数のベクトル、評価軸が存在し、それぞれはまったく無関係の場合もあればある程度関連性があるってこともある。いずれにせよ、ひとつの軸に関するパラメータが良い値となっていても、他の軸の値もすこぶる良いというわけでは無い。国語が良くても算数理科社会も全部良い、体育もできてお行儀も良く、スタイルも良くて人柄も最高ってわけじゃないってのと同じ。
なので、それぞれの軸で値がばらばらな作品ってのはあって当然なものとなる。非常につまらないし個人的にも嫌いなんだけど商業的には成功していたり、完成度が高くてコンテンツとしての評価は高レベルなんだけど商業的には今一つだったりとか、よく聞くはず。
同様の話として商業的に売れていないし他人の評価も散々だけど、自分が好きだと思った作品は、大事にしていきたいところ。他がダメだと思ったから、自分はいいなあと思っているけどダメなのかな、評価しちゃいけないのかなということは無い。自分の好き嫌いは他人に指図されるいわれは無い。むしろ自分のその感性を大切にしていきたい。
無論自分の「好き」が他人に迷惑をかけたり、違法行為に該当するものなら話は別だけどね。
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