20年くらい昔か「最近はネットで検索して見あたらないものはこの世に存在しないもの、と思ってる人間がいる」という話を聞いて、まあそんなバカは少数派だろう、と笑って聞き流したが、平成も終わりというのに、いっぱい実在してるらしいことがTwitterでもわかって少し肩を落としている。
— 山本貴嗣 (@atsuji_yamamoto) 2018年11月26日
自分の描いたマンガですらググっても画像がないものいっぱいありますが検索しても出てこないということは「そんな作品は存在しなかった」ことにする人がいるんですかねw(遠い目
— 山本貴嗣 (@atsuji_yamamoto) 2018年11月26日
「攻殻機動隊」の有名なシーン「ネットは広大だわ」を想起させるのだけど、同時にそれがすべてでは無いってことを再確認させてくれるお話。実際調べものをしていると見つからないデータってのは山ほどあるし、期間的にもデータそのものが薄い時期ってのが結構あったりするんだよね。何より夏から始めているサルベージの中で、捨てるのか売り払うのか残すのかを確認するための精査において、ネット上にデータが無かったってのも結構あったりする。目の前に実物があるから無かったわけでは無いのだけど。
実のところ人間の情報処理能力には限界があるので、手が届かない情報は別に無くてもいいじゃないかな、手に届くものだけで満足すりゃいいじゃんという考え方もある。ただそれでは事実との乖離の中での生活を余儀なくされるし、正しい物事を知る機会を失ってしまう。デマや扇動にも揺るがされやすくなる。
当方がサルベージをしているのも、その辺の話が理由の一つだったりする。無かったら自分でデータ化すればいいじゃないの、というものだ。色々と面倒ではあるのだけどね。
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