TRPGに限らないけど、初心者に対しては「飽きさせない」ことが大事です。そのためには、あまりにも大量の情報をドッと与えては逆効果で。必要最低限なことだけに絞って、徐々にレクチャーすべき。「今ここでゲーム始めるのに必要な情報」だけ小出しにしましょう。
— 坂東真紅郎@隠居中(@sinkurou) 2018年12月22日
初心者へ教示する時に、教える側の方が楽しくなったり、自分の基準で初心者のあれこれを考えてしまって、色々な情報を一度に詰め込もうとすると、消化不良を起こしてしまいがち。ようやく固形物が食べられるようになってきた子供に、300グラムのステーキを与えてしまうようなもの。無理だっつーの。
TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)に限らず、すべての初心者に絡んだお話にいえること。特定の沼、もとい業界に興味を持ち始めてアプローチをかけてきた人に、突然濃い話をしても引かれてしまうのは必然ではある。
このバランスのとり方、配分の仕方の難しさこそが、人にものを教えることの大変さではあるのだけどね。
目先のゲームのルール&世界観情報だけでアップアップしている初心者が、そこで別のゲームの情報、過去のおもしろセッションの思い出まで語られると、情報が飽和して、急速に興味が削がれていきます。親切心が仇になってしまう。
— 坂東真紅郎@隠居中(@sinkurou) 2018年12月22日
せめてゲームが終わって、初心者氏も「面白かった」と軽い興奮状態にあるときに「他にも面白いゲームがあるんやで」と三行情報を提示するくらいにとどめた方がいいす。
— 坂東真紅郎@隠居中(@sinkurou) 2018年12月22日
徐々に、徐々に。一気に全部語ろうとしちゃダメ。
ルール&世界観の説明も、キャラ作成の前にドーッと全部語るより、実際に作成してもらいながら、できるだけ小出しに説明すべきですね。何も手を動かさず話を聞いているだけの状態が続くと、人は容易に飽きます。説明中に手元のダイスをいじりだす人がいたら飽きだした兆候と思った方がいい。
— 坂東真紅郎@隠居中(@sinkurou) 2018年12月22日
「情報が飽和」と表現されているけど、あるいは「満腹感」とした方が分かりやすいかもしれない。物語の概要を伝えられてしまうと、それだけで読んだ気になって現物を読む気力が削がれるとか、つり革広告のコピーを読んで全部を読んだ気になるとか、そういう感じ。
ちょいと表現は雑かもしれないけど、病気になってようやく回復しつつある人への食事って、最初は重湯とかおかゆからだよね。それと同じってことなのだな。
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