Twitterの各方面に日々暴言や差別発言を連発しているひとがかなりの割合でいる現状を、個人的に「2ちゃんの結界消失」と名づけている。
— まことぴ (@makotopic) 2019年1月11日
昔の2ちゃん、ヤバい奴らをネットの表通りから裏路地に隔離する効果があると考えられていたはずだけど、SNSの隆盛で、表通りを普通に歩いていたひとたちこそが「ヤバい奴ら」の正体だったことが白日の下に晒されてしまったという。
— まことぴ (@makotopic) 2019年1月11日
いまでは5ちゃんねるというのかな、ともあれそこが、ネット上の色々とヤバい人達の集約場所となっていて、他の部分に露出しないように隔離する役割を果たしていたのではという説。いわゆるネットの集虫灯ということ。
これ、ある意味では正しいのだけど、ある意味では違うかな、という気がする。今でも5ちゃんねるにはそういう人も多々見受けられる。いなくなったわけじゃない。ただ、5ちゃんねるが主要選択肢ではなく、たくさんの選択肢のうちの一つになったまでの話。情報発信のハードルの低下に伴い、上に合った部分が崩れて下に落ちてきたって感じ。
そういうヤバい人達の目的、意識の一つに「かまってもらえる」というのがあるのなら、確かにSNSは良い場所だ。2ちゃんねるよりも情報の拡散はされやすく、上手く行けば多くの人に「かまってもらえる」。これは当人にとっては持論を支持してもらえる、認めてくれるのに等しい。
ただ一方で、元々2ちゃんねるなどに書き込みをしていない、あるいは固定の名前(実名でもハンドル名でもいいけど、とにかく紐づけできるもの)を持っている人による暴言や妄言が多分にあるのも否定できない。2ちゃんではその類はあまりなかったところを見るに、集虫灯の効果が薄れて広まったのもあるけど、同時にこれまでネットの裏通りどころがネットそのものにいなかった存在、日常生活で見かける人達そのものの実情の一面を可視化してしまった感は強い。
その重大性に気が付いていない人達こそ、色々とヤバい実情を可視化しやすい傾向があるのは、色々と考えさせられてしまうものではある。
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