自作の連載をタイムラインに流して「試読」させる宣伝方法

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流行る...というか手法の一つとして確立されつつある気がするけど、特にコミック系の作家先生が自作の認知を広めるため、作品の頭部分を投稿漫画であるかのようにツイッターのタイムライン上に流していくという方法がある。特に同人作家の人とかウェブコミックに多いかな。

ツイッターの画面添付は1ツイートに付き4枚までなので色々と工夫が必要だけど、確かに最初は普通の投稿漫画かなと思ってみていたら、最後に「こんな感じの作品です、続きは買ってね」とか「どこそこで連載しています、続きはこちらで」的なパターンってのがある。

で、このような手法を行うのは、ひとえにその作品の認知度を高めるため。気付かせるルートの一つとしてツイッターを選んだまでの話。その観点ではゼロでは無いのは間違いない。

ただ、その効果がどれほどのものか、期待しているようなものか否かってのは正直なところ計測は不可能。例えばツイッターキャンペーンみたいな形で、タイムライン上の漫画を最後まで読んでそこからのリンクをたどるとスペシャルな作品が読めるようにしておいて、その作品のカウントをするとか、いわゆるアマゾンキャンペーン的なものを展開するとかいうのなら計測はできるのだけど。

ツイート上に流した漫画が読まれるか、その漫画で認識してさらに読みたい、買いたいと思わせる衝動を与えられるかどうか、その辺りはまさに広告論的なものであって、単に流しそうめんのようにお試し版を流せばそれで全部オッケーなんてイージーなものではなかったりする。それでいいのなら、アマゾンなどで用意されている試読コーナーがある作品は全部ばりばりと売れまくっていなきゃならない。

結局のところ、どのように見せていくか、そしてどうやって導線を敷いていくか・引いていくか、より多くの人に見てもらうのはどうするか、確率論的にとにかく多くの人に見せればいいのか・それとも相性がよさげな人にばらまけるようにするのかなど、色々と考える必要はある。

一例として挙げると、1話丸ごとを披露するのではなく、名場面とかインパクトのあるシーン、読ませる展開の部分だけを見せて、これはこの作品からってことで紹介するって手もある。テレビの映画放送の際の紹介CMみたいなもの。また、紹介したあとの誘導の仕方も考える必要がある。

まぁ、色々と考えなきゃならないし、その辺りのノウハウもテンプレ化は難しいし、それなりのものがあった・できたとしても門外不出になるから、難しいのだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2019年1月 4日 07:56に書いた記事です。

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