知識だけでは臨場感を演出できないというお話

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現場に足を運ぶ、現地取材をしないと臨場感を得られないってのは一理ある。もちろん現場至上主義になって振り回されてはいけないし、現場での実体験の印象の強さで事実や数理的な論理を吹き飛ばしたら話にならない。

ただ、創作の場合は受け手に同じような感覚を抱かせる、リアリティを持たせるのが最大の目標である場合も多いので、その時には多少のウソやインチキをついてでも、現場での感覚の方を優先した方がいい場合もある。この辺は作品の風潮次第ではあるのだけどね。

一方で、なぜ第三者によって提供された知識だけでは、臨場感を得にくいのかなと考えて見ると、提示されている数字や論理「以外の要因、パラメータ」を、現場での取材で得ることができ、その情報を取得することで作品に反映できうるからではないかなと考える。1から10を知ることが出来ても、実は対象には1から20の要素があって、11から20はまだ数字化、数量化されていない、あるいはできないものだったというオチ。

この辺りの話はVRなどでも問題になってくるような気がする。数字化できる部分を増やすことができれば、よりレベルの高い臨場感を再現できるようになるからだ。

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このページは、不破雷蔵が2019年1月 6日 07:00に書いた記事です。

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