読んだ知識だけじゃあ、なかなか作品に活かせるような臨場感にならないのは自分の脚で歩いてみなければ本当の意味での距離感が解らないのと同じだ。数字や知識は体感することで意味を深める。汗も流すことなしに汗を流す人の気持ちは解らない。似た経験があれば遠慮なく活かし、なければ取材も大切だ!
— 樹崎 聖 ネコカクマク通販開始 (@saintkisaki) 2019年1月5日
現場に足を運ぶ、現地取材をしないと臨場感を得られないってのは一理ある。もちろん現場至上主義になって振り回されてはいけないし、現場での実体験の印象の強さで事実や数理的な論理を吹き飛ばしたら話にならない。
ただ、創作の場合は受け手に同じような感覚を抱かせる、リアリティを持たせるのが最大の目標である場合も多いので、その時には多少のウソやインチキをついてでも、現場での感覚の方を優先した方がいい場合もある。この辺は作品の風潮次第ではあるのだけどね。
一方で、なぜ第三者によって提供された知識だけでは、臨場感を得にくいのかなと考えて見ると、提示されている数字や論理「以外の要因、パラメータ」を、現場での取材で得ることができ、その情報を取得することで作品に反映できうるからではないかなと考える。1から10を知ることが出来ても、実は対象には1から20の要素があって、11から20はまだ数字化、数量化されていない、あるいはできないものだったというオチ。
この辺りの話はVRなどでも問題になってくるような気がする。数字化できる部分を増やすことができれば、よりレベルの高い臨場感を再現できるようになるからだ。
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