自動歯ブラシの有用性と「世界初」と

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口にくわえるだけでブラシが自動的に動き、歯を磨ける全自動タイプの歯ブラシを早稲田大などのチームが世界で初めて開発した。自力で歯磨きができない高齢者の自立や、介護の軽減に役立つという。米国で日本時間9日に開幕する家電見本市で発表する。

口の中にはめ込むだけで歯磨きをしてくれる、自動歯磨きマシーン。チャップリンのモダンタイムスに出てきそうな雰囲気ではあるけど、病人や介護対象者に歯を磨くことの労苦を考えると、非常に有益な話ではある。ただ、人によって歯の状態とか口の大きさってのは違ってくるし、歯磨きの最中の唾液とかどうするのかなという感はあるけど。

元々電動歯ブラシってのはあるけど、それをさらに一歩推し進めたようなものだと考えればいいのかしら。将来には看護ロボットがこのオプションを突き出して対象者の歯磨きをするとかいうイメージもわいてくるし、一方で使った後のクリーニングとかは結構大変かもしれないなという感もある。口の中に入れるものだから、デッキブラシとかとはわけが違う。


他方元のツイートの後で指摘も受けて調べたところ、大元のリリースには世界初云々ってのは書いていない。開発グループの大学が世界初の機器を作ったことがあるよという説明があるので、それと今回の機器とをごちゃまぜにしたようだ。

ありがちなミスではあるのだけど、なんだか色々と考えさせられてしまう話には違いない。

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このページは、不破雷蔵が2019年1月10日 06:18に書いた記事です。

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