コンビニ大手が共同で駐車場の利用、実証実験開始

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株式会社ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役 社長:竹増 貞信、以下「ローソン」)は、経済産業省の支援のもと、株式会社セブン-イレブンジャパン(以下「セブン-イレブン」)、株式会社ファミリーマートと連携し、店舗配送車両の納品時に使用する駐車場を共同で借り、利用する取組みに合意しました。第1弾として、1月15日(火)よりローソン津田沼東店(千葉県船橋市)において、セブン-イレブンと2社での共同利用を開始します。


コンビニエンスストアは全国で約58,000店舗あり、各地で小商圏の小売業として買い物から行政サービスまで生活インフラの役割を果たしています。一方、都市部の繁華街などでは、店舗配送用のトラックが入れる駐車場が少なく、安定的に駐車場を確保することが喫緊の課題となっています。

ローソンでは、1日に1店舗あたり多い日で約7~8回、商品を納品しています。今回の取組みにより、駐車場コストの削減と安定的なスペース確保が可能となります。今後、他エリアでの展開も検討し、持続的な店舗配送物流の維持を図ってまいります。


コンビニは商品の入れ替えが頻繁に行われていることもあり、ちょっと注意を払ってみていると、頻繁にトラックが行き来していたりする。駐車場があるような場所ならまだしも、無いところでは道路の脇に止めざるを得ないのだけど、これがまた邪魔だったりする。大きなトラックが多いからね。まぁ、この辺はチェーンスーパーも同じなんだけど(中にはその店の駐車場があるにもかかわらず、道路に止めている場合もある)。

で、コンビニは基本として儲かる場所につくられるわけで、建物が密集している地域にコンビニも続々建てられる傾向がある。すると、とりあえずコンビニの場所は確保できたので、駐車場は後で考えよう的なものもあったりして......ということで、考えることは皆同じ、ならばコンビニ同士で駐車場を共同借り入れして使おうか、というもの。

今回はセブン、ローソン、ファミマの大手三社が提携し、その実証実験的なものとして津田沼のところが選ばれたとある。けど写真の限りではファミマが近所に無い。まぁ、今回はファミマについては我慢してね、ということなのか、後に近所にファミマができるのか。

今件の契約でのメリットは、駐車場の場所が確保できなくても近所に他社のコンビニと駐車場があれば、それを間借りすることで、新規に店舗を作ることができる可能性が出てきたこと。他方、この利点を活かすには他社のコンビニのそばに店舗を作った方がいいのだろうということで、複数社のコンビニが密集するようなケースが増えてくるのかもな、というお話。

どちらにしても、建物の密集地帯以外での店舗展開なら何の問題も無いのだけどね。今からこのような話が出てきたということは、今後も都市部を中心に展開が進んでいくのだろうなあ、という気はする。

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このページは、不破雷蔵が2019年1月11日 06:55に書いた記事です。

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