「業種を問わず、「受注はあるのに人手不足で断っている」という話や、「人手不足で直接雇用したいが賃金を上げても集まらないため、仕方なく派遣で雇っている」という企業が多くみられる」人手不足で正社員雇用が増えているのになぜ派遣が、という疑問の答え。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年1月11日
「人手不足は相変わらずだが、賃金体系の変更には至っていない」それ逆で、賃金体系の変更をしてないから人手不足なのでは。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年1月11日
先日本家サイトで掲載した、1月11日に発表された景気ウォッチャー調査2018年12月分のコメントから。今回の調査は2018年末の株価急落時に行われたものだから、現状も先行きもメンタル的にずたずた感は否めなくて、どうしたもんだかという内容ではあったのだけど、それとは別に具体的コメント集のところで人手不足にかかわるお話でちらほらと興味深いものが。
まぁ、これが世の中すべてというわけでは無いけど、こうう視点というか状況があるのだなという話は、知っておいて損は無い。賃金がすべてでは無いけど、需給関係が変化して求職側有利になっているのだから、労働環境を引き上げないと人手は集まらないってのは、需要と供給の関係を知っていれば容易に理解はできるはずなのだけど、それすら行わずにドヤっているってのはどういうことなんだろう。まさか飲み会を増やすとか運動会を活発なものとするとかいう、前世紀のシキタリを前提とした改善とか考えてたりとか。
他方、人手不足対応としての環境整備の一環で、正規社員としての雇用が増えているにもかかわらず、派遣関連も増加しているという不思議な現象があり、どうしてなんだろうと首を傾げていたのだけど、その原因が今回のコメントから判明。なるほど、正規で雇おうとしても人手が集まるほどの環境整備ができないので、その埋め合わせを派遣でしているってことなのか。ある意味、派遣の使い方の方法論の一つとしては間違ってない。本来は専門的な技術を持つ人を一時的にカバーするための存在ではあるのだけどね。
「掲載型の新聞求人広告は、もはや絶滅したといってもよい。安価なネット広告か、確実に採用できる紹介へシフトしている」(新聞社[求人広告](営業担当))新聞社内部からこのような意見が出るとは(直近景気ウォッチャー調査結果から)
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年1月11日
一方でこういう話もある。どこの新聞社かはもちろん分からないし、どこまで実情を語っているのかという裏付けも無いけど、新聞社内部から「掲載型の新聞求人広告は、もはや絶滅した」というフレーズが飛び出すのは、かなり衝撃ではある。数量的な実情を是非とも見てみたいものだ。
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