仕事の断捨離と新しい袋

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「断捨離」って「だんしゃり」と読むんだねえという話はさておき。一生懸命仕事をしても実入りはさほど変わらない勤め人はもちろんだけど(評価とか残業手当とかはともかく)、仕事をすればするほどリターンも増えてくる、仕事をしないとご飯も食べられないというスタイルの自由業・自営業の人ですらも、この考えは必要だろうなあということで、覚書。特に「仕事を頼んでも断らない人のところに仕事はどんどん押し付けられる」ってのは真理ではあるし、経験則も多分にあるので、絶対無比ではないけど

オーバーワークで頭を抱えている人は、まずそのような状況になってしまう体制、姿勢を改めることが大切だというもの。あふれ出るお風呂の水をどうにかするのには、こぼれた水をすくうのは後回しで、まずは水道の蛇口を止めるべきだというのと同じわけだ。

あれだ、安請け合いで低単価の仕事を受注すると、ずっとその低単価の仕事が振り分けられてしまうって構図と変わらない。都合の良い相手だとの認識をされてしまう。

だからまずは作業の量を適正化する。優先順位をつけて低いものはばっさりと切る。できないものは出来ないと意思表示をする。リソースが不足しそうなものもお断りと頭を下げる。そういうものですら受けないと首が回らないのなら、収益構造にどこか欠陥がある証拠(自由業とか自営業の場合)。


作業量を調整して時間的に余裕が出てくると、色々と再構築をする余力が出てくることになる。効率的......というか、無意味な、低コストのあれこれとおさらばする仕組みを作り上げる機会が得られる。スケーラビリティってのは拡張性とか余力とか将来性とかと考えればいいのかな。

破れそうな袋に無理やり詰め込んであちこち破れてしまうのをテープで止めるような状況ではだめで、一度荷物を袋から出して手に持てるだけの荷物を受け取るようにしながら、袋を新しい、丈夫な、そして大きなものに取り換えるのがポイントだということ。持ち替えるまでに受け取れる荷物の量は減ってしまうけど、袋を替えれば余裕を持って作業をすることが出来るようになる次第ではある。

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このページは、不破雷蔵が2019年1月12日 08:04に書いた記事です。

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