国語の学習は、小学校時代からきちんとやらないといけない。普段話したり使っているからといって、他の人の書いたものや話の内容を正しく把握・理解できるようにはならない。母語こそしっかり使いこなせるようにならないといけない。
— 大石雅寿(個人としての発言) (@mo0210) 2019年1月11日
これは本当で、Twitterでも時折日本語の用法が危ういために、正反対の意味にも取りうるtweetを見かけることがある。きちんと自分の意見を相手に正しく届けるためには、それなりに訓練された日本語を使う必要がある。いつもの口語の延長線上では、意見の表明すらままならない。 https://t.co/vsaTmJ0zpG
— 松浦晋也 (@ShinyaMatsuura) 2019年1月12日
第一言語(母語)できちんと言語空間・概念空間を構築するのがいかに重要か。
— KGN (@KGN_works) 2017年2月2日
第二言語の習得は、中学生の頭ならすんなり行きますよ。小学生だとまだ、バイリンガル・キッズと同じ問題(どっちも不十分で本人のストレス溜まる)を抱えることになりかねない。
工作、建設関連の概念を少しでも持っている人なら分かると思うけど、地面だけでなくその下の部分まで含めた土台をしっかりとしておかないと、上にどのような建造物を建てても不安定なものとなる。緩い地盤のところには固いところまで長い杭を刺していくってのが良い例だ。砂場の砂に何か造形を作ってもすぐに崩れてしまう。
言葉のあれこれに関しては、日本語の習得がこれに該当する。話ことばが使えればそれでいいじゃんって人もいるかもしれないけど、その話ことばですらちゃんと勉強していないと相手の語りを理解できないし、自分の思いを正しく相手に伝えられない。意思疎通をしているつもりでも、それっぽいことをしているような気分に自分がなっているだけという、音を発して自己満足レベルのものとなる。
ツイッターの場合は文字制限があるので、この論理的な言葉のまとめ、用法の正しい活用、確かな言葉の意味の解釈と利用が大変ハードルの高いものとなる。いや、話ことば同様に、適当にそれっぽい事を語ってればそれでいいやぁ、という人は別に構わないのだけど。ある意味編集もできない短文仕様のツイッターは、日本語の習得には打ってつけの教材でありツールに違いない。
そしてそのようなきちんと訓練された日本語は、他言語学習の基礎になるのである。
— 松浦晋也 (@ShinyaMatsuura) 2019年1月12日
ともあれ、土台となる日本語を何となく、いい加減にではなく、しっかりと修練しておくことで、他言語の習得も容易になる。言葉の論理は共通する部分が多いし、違いがあれば違いとして覚える際のきっかけとなる。何より論理的に正しく言葉を構築して相手に伝えるという部分は、どの言語でも共通した法則に違いないからだ......ってそもそも言葉ってのはそういうことをするために存在するものだからね。
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