Twitterは「○○歳になってチャレンジしても、もう遅い!」的な言説に溢れてるけど、これは過去に囚われて未来が描けない敗北者の思考なんだよね
— 脱税レイヤー風呂屋さん (@557dg4) 2019年1月15日
何故なら例えば60歳から趣味を始めたとしても、人生80年なら死ぬ時にソレは20年のキャリアになる
極論から言えば、ナニかを始めるのに今より早い時はない
ソーシャルメディアを利用する人の年齢階層が広がってくると、ある程度の年の人の習い始め的な話もよく目にするようになる。元々こういうのはあったのだけど、可視化が進んできたってことなのか、それともソーシャルメディアで奮起して始める人が出てきたのか、比較のしようが無いからどちらなのかは分からないけど。
年齢が結構行ってるからこの趣味や仕事をするのはダメだろうという勝手采配は勿体ないよ、という話。まさに思い立ったが吉日ではある。始めた日から積算した分がその対象物のキャリアとなる。
僕は40歳過ぎてからフィギュアを作り始めて今ではお陰様でお仕事としてやらせていただいてるわけですが、不思議な事に歳を取ってから新しい事を始めた人にありがちな「もっと早く始めておけばよかった」という気持ちが全く無いんですよね。今考えてもあれはベストなタイミングだったと思ってます。
— あきもふ (@akimof8) 2019年1月15日
機材やソフトなどの環境だったりデジタル造形の需要だったり人との出会いだったりの全てが良い方向に働いてくれたおかげで今の自分があると思ってます。多分早すぎても遅すぎても今とは違う結果になっていたんじゃないかなーと。「まだ遅くない」とか「まだ間に合う」じゃなく「今がベスト」だった
— あきもふ (@akimof8) 2019年1月15日
要するに何が言いたいかと言うと、世のおっさんおばさん達はいい歳こいてから新しい事を始める際に「まだ間に合う」とか「まだ遅くない」とかじゃなく、人生経験に基づいた冷静な判断で「始めよう」と思った時がベストタイミングなんだという事です。自分を肯定して前向きに突っ走ろうぜ!
— あきもふ (@akimof8) 2019年1月15日
私も人間は一生涯延び代が在るがマイ格言で、今現在も実践中です。イタリア語を学び始めたのが35歳で本国留学が37歳、帰国後軍事雑誌に記事を投稿し始めが40歳で42歳で処女本を出し、44歳でコミケデビューして45歳で深夜アニメ病に罹かり萌え絵落書きを始め49歳でガルパン監修始めて今に至ります(^ ^; https://t.co/AMMtbOQh9c
— よしぞうmaro' (@yosizo) 2019年1月15日
日本地図を作った伊能忠敬も、日本地図の測量を始めたのは55歳になってからだったし。「間は一生涯延び代が在る」ってのは良い言葉に違いない。
ただし。注意事項を2つ。まず1つは、心身的な衰えを把握しておかねばならないということ。以前記事にしたけど、例えば視力が落ちてくると細かいものは難儀してしまう。肉体的な衰えがあればスポーツ的なものも難しくなる。無理をしてはいけないし、無理はできない。
もう1つは、チャレンジするとか伸びしろを求めるのはいいけど、自分の現状を認識せずに周囲に迷惑をかけるのはどうよ、というもの。これは趣味の分野というよりは仕事方面の方が多いのかな。自分では同じようなことをしている、同じ能力を持っているつもりでも、確実に心身能力は落ちている。にもかかわらず同じようなことをしようとしてトラブルを起こしたり、周囲に余計な負担をかけるのはどうなんだろうか、という点。この観点を思い返すと、伸びしろ云々ってのは趣味や本人自身で出来ることに限定した方がいいような気がするな。
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