思い立ったが吉日

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ソーシャルメディアを利用する人の年齢階層が広がってくると、ある程度の年の人の習い始め的な話もよく目にするようになる。元々こういうのはあったのだけど、可視化が進んできたってことなのか、それともソーシャルメディアで奮起して始める人が出てきたのか、比較のしようが無いからどちらなのかは分からないけど。

年齢が結構行ってるからこの趣味や仕事をするのはダメだろうという勝手采配は勿体ないよ、という話。まさに思い立ったが吉日ではある。始めた日から積算した分がその対象物のキャリアとなる。


日本地図を作った伊能忠敬も、日本地図の測量を始めたのは55歳になってからだったし。「間は一生涯延び代が在る」ってのは良い言葉に違いない。

ただし。注意事項を2つ。まず1つは、心身的な衰えを把握しておかねばならないということ。以前記事にしたけど、例えば視力が落ちてくると細かいものは難儀してしまう。肉体的な衰えがあればスポーツ的なものも難しくなる。無理をしてはいけないし、無理はできない。

もう1つは、チャレンジするとか伸びしろを求めるのはいいけど、自分の現状を認識せずに周囲に迷惑をかけるのはどうよ、というもの。これは趣味の分野というよりは仕事方面の方が多いのかな。自分では同じようなことをしている、同じ能力を持っているつもりでも、確実に心身能力は落ちている。にもかかわらず同じようなことをしようとしてトラブルを起こしたり、周囲に余計な負担をかけるのはどうなんだろうか、という点。この観点を思い返すと、伸びしろ云々ってのは趣味や本人自身で出来ることに限定した方がいいような気がするな。

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このページは、不破雷蔵が2019年1月17日 07:21に書いた記事です。

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