コンビニの雑誌問題と「恥ずかしい」

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コンビニの「成人向け雑誌」の取り扱い中止の話は、大手のうち2社がいまだに公式リリースを出していないこととか、「成人向け雑誌」の区切りはどうするのだとか、大義名分として子女やオリンピックで海外の人に対して恥ずかしい云々と挙げているけどそういうのを盾にするのはいかがなものかとか色々と問題がある。

大義名分だろうと挙げてしまった以上は「嘘でした、てへぺろー」とか「あれはあれ、これはこれ」というわけにはいかない。で、成人向け雑誌をコンビニで売るのが恥ずかしいから云々ってのが通るのなら、そのコンビニでの労働条件上のあれこれはどうなるのかな、とか、コンビニに限らず世間一般での「子女や対外的に恥ずかしい」と思われる物事に対するブレーキはかからないのかな、というツッコミがあるのも当然ではある。

コンビニ以外の事だったら人は人、で知らんがなってことになるのだけど、コンビニ自身はそうもいかないよねえ、と。

一つの見方としては、それらのあれこれに対し、指摘をされる側は「恥ずかしい」「しちゃいけないこと」「悪いこと」という認識自身が無いのかもしれない。だとすれば、別に子女や海外の人に見せても問題ない、だから自粛の必要もないという判断が成されることになる。

これってコンビニに限らず、昨今の「人手不足」問題でも感じていたことにつながるので、個人的感想だけど妙に納得してしまう。人手が集まらないけど、集めるために環境をよくすると自分の利益が減るとか面倒くさいとか今までのビジネスが通用しなくなるからイヤだ、ライバルに勝てない、じゃあ今までの低質な環境でも雇える奴隷的人材をどこかから手に入れようって感じ。一見、

ビジネスとして割り切るのなら当たり前という感を覚える人もいるかもしれないけど、人材の定着を考慮すると、これも実は愚策だったりする。使い捨てができない時代だからね。

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このページは、不破雷蔵が2019年1月24日 06:24に書いた記事です。

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