最近TLに流れてくる漫画が、単なる創作投稿作品なのか、単行本のプロモとしてのダイジェスト紹介なのか、分かりづらいケースが増えてきて当惑。先のRTにあった「ドキュメンタリーじゃなくて青汁のCMだったのか」感が連続するとさすがに辛い。せめて【広告】【宣伝】の類があるといいなあ。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年1月27日
先日の【ツイッター上への漫画のお試し版の展開傾向】の補足というか続編的なお話。いくつかいただいた話によると、他でやっていたのがよさげなので自分もやってみたというケースと、編集なり出版社側からやってみてよというアプローチを受けたのでというケースがあるようで、明らかに類似パターンでの投稿が増えている。見た目にアピールの場が増えるし、一部では実態として効果が表れているってのもあるからなんだろう。まるで新しいタイプの広告が登場したり、ブログという仕組みが世に広まり始めた時のような動きではある。
けれど気になるというかもやもやとする点もあるのは否定しない。それが引用した点。単なる投稿漫画のように見せかけて掲載をはじめ、スレッドを通して最後まで見たら「単行本の宣伝でした~続きは買ってね」というオチがあったりする。テレビ番組でのドキュメンタリーかと思っていたら宣伝の番組でしたって時のがっかり感が連荘されるのは、さすがにメンタルに堪える。
単なる創作投稿でもアカウント、書き手の宣伝となりうるのだから区切りをどうするのかは問題になるのだけど、単行本からの抽出が明確化されている場合、創作投稿とか新たに描きました的なフレーズでアップを始めるというだまし討ち的な表記では無く、【広告】【宣伝】といった表記があると嬉しい。タイアップ記事をウェブに掲載する時のルールと同じ考え。
掲載されている作品が面白ければどちらでもいいじゃないか、というのも事実ではあるのだけどね。最初は単なる作品紹介とか投稿の様式で、スレッドを最後まで読み終えた時に「単行本収録の作品です」的なことがあると、青汁が頭に浮かんでしまう...では無く、なんだか騙された感も覚える。その感覚が、作品への素直な評価を歪めさせてしまう。気付きを与えるのはいいのだけど、ネガティブな方向に引っ張られてしまう。「まただまされたか」のアスキーアートが頭に浮かんでしまうのだな。
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