ご相談という名の情報搾取

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IT 系零細企業を経営していて、特定の技術に強いと外から思われ始めると無償での技術情報の搾取を目的とした問い合わせが多くなる。自分は残念ながら無償で技術情報の搾取をされた経験があるので、注意喚起として書いておく。この悪しき習慣を潰したい。

情報交換をしたいとか技術の提供をしてほしいとか、こちらの疑問に答えてほしいとか、相談にのってほしいとか。何らかの方面で情報を持っていたり技術に長けているという話が公知されると、この類の話は頻繁に生じ得る。何らかの正当な対価を得られるのならばそれはビジネスとなり検討に値するのだけど、大義名分なり他の要件の皮をかぶって無償で情報なり技術なりを搾取するからたちが悪い。

そう、テレビ番組やら雑誌であれこれこういうのを使うので寄越せ教えろ早くしろ丁寧に説明しろでも対価はやらんってやつと同じ。あるいは対価は支払えないけどこれやって、今後の仕事につながるからとか知名度に貢献するからとかうちでは予算が無いのでしょうがないけどとかいうパターン。そちらの事情など知らんがな。


要は、自分の所でリソースを投入してできるものなら、それをやるべきであり、他人に丸投げしてリソースを美味しく浮かせてしまおうってのは虫が良すぎないかい、というお話。種を植えて育てて実ができそうになったら、いきなり外からやってきてその果実を寄越せといわれたら、何言うてんねんこのスットコドッコイとなるのが普通ではある。

似たような話はスイーツのブランドの件でもあったような気がする。要は、正当な努力やノウハウには正当な対価が必要だ、ということ。それを横からかすめ取る行為がテクニックとかビジネスモデルというのは、いかがなものかという感は否めないのだな。

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このページは、不破雷蔵が2019年1月28日 07:56に書いた記事です。

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