1933年(昭和8年)、サンデー毎日の「映画噂話」という記事です。
— 戦前~戦後のレトロ写真 (@oldpicture1900) 2019年2月10日
田中絹代が当時庶民人気のあった「10銭ストア」にタクシーで買い物に行くという話で、逢初夢子が彼女は経済観念があるのかどうか分からないと語っています。
写真は以前アップしました高島屋の10銭ストアです(1931年)。 pic.twitter.com/iurWLoMEBT
10銭ストアは今の100円ショップみたいなものですね。
— 戦前~戦後のレトロ写真 (@oldpicture1900) 2019年2月10日
すべての物が10銭で売っていて、斬新な商売形態だったので瞬く間に庶民から人気となりました。金銭価値を考えると今の300円~400円ショップぐらいでしょうか。
昭和8年か...
— 阿部隆史@ジェネラル・サポート (@GS_abetakashi) 2019年2月10日
ゴールデンバットはまだ7銭、
蕎麦が10銭で牛乳が8銭だね。 pic.twitter.com/iZMgnEHkSo
今では多様な企業が展開している100均ショップ。消費税込みで108円だよねとか216円とか324円の商品も増えてきたよね、とか安かろう悪かろうで某社のPBみたいな商品も多いよなというツッコミもあるけど、日本の社会に大きな変化をもたらした様態には違いない。
で、それと似たような形式のお店が、戦前にも十銭ストアという名前で存在していたとの話。これは初めて聞いた。てっきり最近のものかと思っていたけど、そうじゃなかったのか。
前史 - 十銭ストア https://t.co/vi3eVqhOPS 「現在の100円ショップに近い業態を営んだ戦前の例として、高島屋が全国に展開したいわゆる『十銭ストア』が挙げられる。アメリカの「10セントストア」を参考にしたものとされる」
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年2月11日
North Conway 5 and 10 Cent Store https://t.co/CNpvTz7oOc pic.twitter.com/HSWGBCm9yt
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年2月11日
こういう話を見聞きすると、個人的な感想ではあるけど、どうも戦前のイメージってのが随分と違ってくるなあ、という気がする。なんか前近代的で江戸時代にひげを生やした程度のような感覚で、今とはまったく別物の世の中だったような感じではあったのだけど、実のところは今とあまり変わりは無かったり、むしろ進んでいたところもあったり、確実に今と連なる時系列上にあったのだなあ、と。
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