ネットのネタがテレビでたれ流されるケースが増えて来たとの指摘

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ネットで話題となっている、語られているネタがテレビで言及されているのは、ある意味仕方が無い。偶然だぞってことでもあるし、同じ世の中から題材を探ってくるのだからネタが被ることは当然ある。ネットが先になるのは単にタイムラグの問題。その分信ぴょう性とか奥深さは上のはず(なんだけど最近ではその常識が通用しないケースが多々あるから困る)。

で、問題なのは、指摘されているように、「ネットで話題になっている」という状況そのものをネタにして、それをテレビなどの別メディアで語るってケースはどうなのよ、という話。それは確かにその通り。

テレビ側からすれば、これまでにも多々美味しいテンプレとして使ってきた、新聞が報じている、雑誌が取り上げているというやり方を、ネットにも使ったまでという意識ぐらいしか無いのだろう。

けれど、新聞や雑誌とネットで大きく異なるのは、一方向性か双方向性かの違い。新聞も雑誌も原則的に一方向性の情報の流れしかないから、それをまたテレビでやったところで違和感は覚えない。けれどネットの場合は色々な人の意見やらツッコミやら補足やらで揉まれた上での内容となるので、それをまた一方向性のメディアで情報として提供されるのは、果たしてどうなんだろうという感じ。


まぁ、実のところ面倒が無くていいし、お金もリソースも節約できるし、何かあっても責任を回避しやすい。何かムーブメントを作りたければ、勝手に「ネットで話題」ということにしてしまえばOK。ある意味、新聞や雑誌よりも扱いやすいし安上がり。

ただ一方で指摘されている通り、ネットで見ればいいまでの話だし、わざわざ一方向性のタレントのコメントなど要らぬ。同じような仕組みがNewsPickだけどむにょむにょ。

ネットを見ていない人には新鮮味を覚えるツールとはなりうるけどね。エキナカなどで展開されるアンテナショップとは勝手が違うような気がするのだな。

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このページは、不破雷蔵が2019年2月 3日 07:12に書いた記事です。

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