企業にとって外部発注費用は単なるコストでしかない

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「今回は顔合わせ、評価作りということで」「次回は期待できるようにするから」話と連なるものとして。社外への発注をして費用が発生するという状況は、基本的にコスト勘案の話となる。無論信頼性や品質、付き合いなども影響をしてくるけど、それとてコストとの兼ね合いでの判断材料の一つに過ぎない。

そして、結果として儲かったり企業そのものが栄えたりしても、外注への発注費用が底上げされることはまずな無い。少なくとも企業が2倍儲かったからといって、外注への発注費用が2倍に跳ね上がるなんてことは無い。何しろ発注者にとって、コストをいかに下げるかが自分の評価につながるのだから。無論、そういう考え方をするってのは、発注先との間の綱渡りをしているのに過ぎないのだけど、それに気が付くのは発注先が愛想をつかした時だったりする。

発注を受ける側としても、そういう事情を知り、賃上げ交渉的なものをするのはリソースの浪費であることを理解するべき。だったら最初から、交渉する必要が無い条件でお付き合いを決めた方が楽ではある。

お試し期間とか初めてだからってのは常套句で、それに乗ってしまっては自分の身が削られることになる。この辺りのノウハウというかルール的なものも、フリーになるのなら......ってだけじゃなくて下請け的な仕事をする時にも、知っておくべきものなのだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2019年2月 7日 06:59に書いた記事です。

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