スマートスピーカーと介護の相性

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元々ロボット技術の必要性の一つに、介護のサポートをさせるためっていうのがある。スマートスピーカーは介護問題に色々と役立つものでは無いかな、という感を覚えさせてくれるのがこの話。同じ事を何度も繰り返し尋ねてきたり、気兼ねない質問をしてみたりといった、ルーチンワーク的なもの、あるいは聞き手側としては苦痛になりかねないようなものを、スマートスピーカーに任せてみてはという発想。

人間味が無いとか思いやりに欠けているとか冷淡だとかいう意見が出てくることは十分に予想がつくけど、アニメなどに登場するロボットとのやり取りとて結局は今件の話と同じようなものではあるし、チューリングテストの話にもある通り、結局は使う人がどこまで相手を人間として認識するか否かって問題になってくる。そもそも、スピーカーを通じて聞こえてくる声はデジタルデータ化された上のものだし、それが人発信のものか機械発信のものか、どうやって区分するのか。

人がリソースを消費して行う作業を、どこまで機械に任せることができるのか。その観点では今回の話は非常に有益なものに違いない。無論、プログラムの上では色々な工夫は必要だし、専用の自己学習機能的なものも求められるだろうけどね。

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このページは、不破雷蔵が2019年2月10日 07:25に書いた記事です。

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