レーダーの時も、イージスアショアの時も思うんですが、軍事というのは『一つの専門領域』な訳でして、『門外漢が、へんてこな理屈を訳知り顔』で語るのもちょっとなんかなぁ......ってなるやつ。
— 同志カルロ・ゼン@劇場版モード (@sonzaix) 2019年2月15日
歴史、医学、教育とか色々な領域で『意見』が幅を利かせすぎて、『事実』が押し流されるのあれげ。
本邦においては、当然、憲法にあるように誰もが自分の意見を持つことができます|:3ミ
— 同志カルロ・ゼン@劇場版モード (@sonzaix) 2019年2月15日
ぶっちゃけ、自分もイージス艦やイージスアショアは好きじゃないです。やっぱ、快足の巡戦が一番なのは常識ですよね。
でも、事実としてイージスアショアの方が効率的だというのは否定できないんだ......(´・ω・`)
こう優先順位(老朽化した機材の更新が優先だ/艦艇の省力化技術へ投資を/巡洋戦艦を復活させるべきだ)の議論とか、陸上施設のメリット/デメリットとか、そういう視点からの意見ならば『事実を踏まえた上での議論』じゃないですか。
— 同志カルロ・ゼン@劇場版モード (@sonzaix) 2019年2月15日
なんか、不勉強なのか、足の引っ張り合いなのか......(´・ω・`)
今件ではイージスアショアの件が挙げられているけど、専門分野に関してスットコな専門家が意見を騙る、もとい語るのはまた別の問題として、専門外の人、つまり門外漢がスットコな理屈やら「常識」を訳知り顔でさも正かのように語るのはどうなんだろうという話。
これが例えば個人のブログとかソーシャルメディアでなら、さほど大きな問題にはならない。言論の自由云々ってのがあるから。ただ、公知力が大きい者の語りは教祖の信者に向けた神託や啓示的なものになりうるので、相応の注意が必要になる(特にメディアや芸能関係の人は、この辺りのセンスが絶望的だけど)。
で、今件のような話がブログなどではなく、テレビやラジオ、新聞のような公共のインフラを通して語られるってのは大きな問題。取得ハードルは低いし、さらにはそれが事実であるように伝えられてしまう。
中でもテレビのワイドショーの悪影響は大きい。ニュースなりネタなりをテーマに、門外漢だけど知名度がある人がずらりと並んで「私の感想」を騙り、もとい語り、それが電波で流されることで、視聴者がそれを信奉してしまう。教祖が公共の電波を悪用している感じではある。「みのもんた効果」がもっともよい例。
個人の感想だから信じている人なんていないよ、という反論もあるかもしれない。しかしならば「みのもんた効果」は説明できないだろうし、個人の感想云々が仮に言及されていたとしても、それが毎日の様に繰り返されているのなら、洗脳のような状況となってしまう。「専門家じゃなくても知名人が、自分が知っている人が言ってるんだから事実に違いない」という状況が繰り返されるうちに、それが正しいと信じ込んでしまうようになるのだよな。
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