対象が反社的・反倫理的なもの「あの人はあの筋に詳しい専門家」の注意事項

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「ミイラ取りがミイラになる」ってのはよく聞くフレーズで、問題なのはそのミイラになったミイラ取りのことを、第三者は認識できているだろうかというお話。普通の人は出入りが難しいために情報がつかみ取りにくい、比較検証が難しい国とか地域とか組織に対する専門家では見聞きするケースなのだけど、その筋の専門家が実はその方面の内部関係者や工作員の立場だった、語っている専門的な言及が、その筋にとって都合のよいこと、プロパガンダ的なものだったというお話。

単純に囲い込まれていたり、精通者がいつの間にか精神的に信奉してしまったり、色々とパターンはあるけど。さらにはその筋と対立する立場にある側の信奉者で、該当筋にとってネガティブな情報を意図的に流しているというケースもありうる。

ややこしい話ではあるけど、情報戦なんてのは得てしてそんなもの。Aの専門家がAの内部関係者とか信奉者で偽装した、底上げした情報を正しいものとして専門家のポジションで言及していたり、Aと対立するBの立場(関係者とか信奉者)でAのことを事実より意図的にネガティブに語っているなんてことはあってもおかしくない。


情報源が明らかに出来ない場合、その情報源が都合のよいように情報を操作している可能性は否定できない。さらにその情報源そのものが存在しない可能性だってありうる。

これって例えば現場取材を悪用するジャーナリストとか、出羽守にも共通する問題点なんだよね。

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このページは、不破雷蔵が2019年2月17日 07:21に書いた記事です。

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