推しのイラストレーターや漫画家さんの食生活を気遣い過ぎてる貴婦人の友達が、「推し作者の危険な兆候」として挙げていたのが作画内の料理描写らしい。曰く「食事のシーンでごはんとおかず一品だけだとそれが作家の常識になりつつあって早死の危険」とのこと。だから差し入れめっちゃ持ってくらしい。
— 井の中の井守@The_Newt114514) 2019年2月20日
もちろん漫画家や作家などの表現者の表現内容が、本人の実体験だけにとらわれるとするのなら、ゴルゴ13とかドラえもんとかは一体どうなるんだというツッコミが入るだろうけど、全部が全部ってわけでは無く。創作物の端々に本人の実情とか心境が反映されるケースもあるので、よく気をつけようという話。
今件の場合でも、作品に登場する食事がカップラーメンとおにぎりだけだったとしても、作者自身は毎日栄養管理が完璧な食事を摂っているかもしれないし、ごちそう三昧な描写があっても、本人は三食お菓子しか食べていないかもしれない。あくまでも可能性としてとの話。
ただ、何の必要性も無く裏付けや伏線などとも関係なく、普通の場面での話で違和感を覚えるような描写が当たり前として書かれていた場合、その不思議な当たり前が作者本人には当然の当たり前という認識をされている可能性もある。ローカルルールが当たり前と思って書いてみたら、それは一地域のみの独特の話でした、ってのはよくあるケースだけど、それと同じ。
そういえば以前「ごちそう」の描写ができないスタッフの話もあった。アシスタントにお金持ちが食べているような意味でのごちそうシーンを描かせたら、何かよく分からない造形とか、インスタントものが描写されていたって話。描き手の「ごちそう」の軸がそういうものになっていたまでのお話。まぁ、食生活に限らなくても、例えば固定電話を描けと言われたら、スマホをガムテで柱に括りつけた......なんてことも起きるかもしれない。
ともあれ、食生活の管理、とても大切。前兆を見極めるのも大切。
あと、「貴婦人」ってのは「寄付人」とかけたのかな、ともちょっと思ったり。
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