この時期に毎年言ってるけどフリーランスの人は小規模企業共済に入るといいよー。一言で言えば「食えなくなったときのための退職金の積み立て」なんだけど、定期預金とかと違うのは、その積み立て金じたいが控除の対象になること。
— 後藤羽矢子 (@hayakogoto) 2019年2月20日
確定申告時期になると毎年出てくる、フリーランス関連の公的補助制度があるお金の話。まぁ、補助って言っても具体的にお金がもらえるわけでは無く、税制上で有利になるだけの話だけど(これが単なる貯金と比べての、最大のメリット)。無論、それを知って活用すれば、もりもりと有利になれるのは言うまでもない。手間はかかるけど、その手間分以上の価値は絶対にある。
詳しい制度の内容は色々と差支えがあるので止めておくけど、大体はこんな感じ。まぁ、名前から検索して対象の実務機関の解説を読んでくれい、的な。仕事として説明をしてもいいのだけど、ウェブからのあれこれはどうなんだっけかな。まぁ、公的情報の解説だからそういうのはいいのか。
ともあれ、会社勤めとか公的機関勤めで厚生年金やら健康保険に入っている人「ではない」、つまり自由業とか自営業の人は、この辺りをしっかりと、できるだけ早いうちに習得しておく必要がある。積み立てってのは期間が長いほど得をするからね。
で、小規模企業共済は説明されている通りのもの。国民年金基金は厚生年金の代わり的なポジション。会社勤めの人は国民年金(老齢基礎年金)+厚生年金なんだけど、フリーの人は国民年金のみとなる。「+厚生年金」の部分を自分で積み足していくのが国民年金基金。まぁ、付加保険料でもいいんだけど。
フリーの人には欠かせない小規模企業共済と中小企業倒産防止共済 https://t.co/C2qQB712jh 昨年記事にした。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年2月21日
小規模企業共済 https://t.co/s2iaRAU050
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年2月21日
国民年金基金 https://t.co/3sO266bNT4
中小企業倒産防止共済 https://t.co/IJs2dpBwuU
フリーっては自分の身は自分で守らねばならない。知識は防具になるのです。
中小企業倒産防止共済ってのも上限があるけど、似たような制度。税制上の特典がちょいと違うけど、覚えておくと使い出はある。
これらの制度って、基本的に定期的に料金が差っ引かれる、天引き的な仕組みとなっているので、月々のお金のやりくりには惹かれる分だけ苦労することになるけど、見方を変えれば最初から貯蓄をした上で生活費をそろばん勘定できるから楽ではある。また、さぼって貯蓄しなかったってことも無いし、ね。
なおこれらの制度は概して、掛け金を増やすことは容易だけど、減らすことは難しい(手続きが煩雑)。自分の身の丈にあった額を適用させるのが無難。まぁ、印税とかでどーんとお金が入るような人の場合、中小企業倒産防止共済にまとめてぶち込んじゃうとかいう手もあるのだけどね。
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