せん妄とそれを打破する方法と

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譫妄(せんもう)とは軽度の意識障害で、熱が出ている時とかアル中とか高齢者などで生じる、錯覚や幻覚をはじめとした意識混濁状態。実際には起きていない、体験していないことを、あたかも事実であるかのように認識してしまう。自分自身の認識ってのは自身の器官と脳との情報の伝達によるものだから、その過程のどこかでトラブルが生じると、認識そのものが変なことになってしまう。アニメを録画したかったのに別の番組が入っていたり(タイマーの入れ間違い、時間設定そのものがずれていた)、途中で切れていたり(容量不足、停電)、変なノイズが混じっていたり(ハードディスクの劣化など機械のトラブル)という状態。【「せん妄」は 高齢者によく見られる状態です。 - TMMCドクターに聞く!暮らしの健康だより】などを参考の事。

例の裁判の結果をきっかけに色々と話が出ているけど、結局人間の認識能力ってロジック的な面でのエラーは生じるものだから、客観的に、物理的には事実で無いものを事実だと認識してしまうことがある。だからゴジラが街中で暴れているのを見た認識を持ってしまうと、それが本人にとっては事実となってしまう。妄想や空想の世界では無く。「マトリックス」における架空現実の世界での出来事を現実と認識してしまうような、アレみたいな話。

朝ご飯を食べて、仕事にいって、夕方帰宅途中に本屋に寄って本を買い、自宅で夕食を食べてお風呂に入ってスマホアプリで遊んで寝る。この一日の行動が、実は自分の認識のみの物事で、実はずっとベットで寝たきり状態だった......という、ホラー的なお話は実在しえる。事実ではないことが本人にとっては真実となりえる。


で、指摘にもある通り、現実的な物事の考え方を出来る人は、おかしいぞという気付きを得て、さらに論理的な物事の考え方をして、自分が今認識しているあれこれはバグっているぞ、認識そのものがバグだということに気が付ける。まぁ、漫画とかでよくある、催眠状態とか錯覚から逃れる方法論と同じ。

ある意味、ARとかVRのリアルさってのも、これと関係する部分があるのかな、という気がする。どちらも人の錯覚を利用して現実味を体感させるものだからね。

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このページは、不破雷蔵が2019年2月24日 07:48に書いた記事です。

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