炎上商法というのは自分に火をつけるものですから、着衣が燃えて本質が他人に見えてしまうものですし、燃えた後は消し炭しか残らないのですね。他人に火をつければ犯罪ですし。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年2月26日
炎上商法のパターンが結構見受けられるようになったし、それを正当化するご意見も多々確認できるようになったし、それを賛美するような論調も目に留まるようになった。情報の伝達がスピーディーになることで、炎上商法のそろばん勘定がしやすくなったのは事実だけど、その情報の性質の変化は同時に、炎上商法を意図的にしたという事実を自らに刻印させるものでもあることに、どれだけの人が気が付いているのだろうか。いわば、同窓会のたびに「お前スカートめくりして廊下に立たされてたろ」となじられるようなもの。
炎上商法は結局のところ、自分自身の体に火をつけて目立ちたがりをするのと同じ。着衣が燃えて自分の裸が露出してしまう、火が消えてもそのまんまどころか、消し炭しか残らない。目立つために他人に火をつけるのは犯罪でしかない。放火魔だよな、それは。
後になって「意図的に炎上商法をした。目立つためだから仕方が無い。自分の本質ではない」と言い訳をするケースも見受けられる。そのような言いわけで炎上商法を正当化する人もいる。けれど、その語りはすでに炎上商法をして消し炭となった人の語りでしか無く、意義を見出すことはできない。
加えて、炎上商法はその人に大きな烙印を押してしまう。どのような誠実さを見せても、確からしい言及をしても、「炎上商法をした人だ」として、信頼をされなくなる。無論真摯に反省をし、かつその後は炎上商法の類に手をつけていなければ話は別だけど。それでも信頼の回復には時間がかかる。
端的に例えれば、オオカミ少年の言うことを信じますか? というところ。その辺りのリスクまで認識した上で、炎上商法に手をかけているのか否か。どうも怪しいところがあるんだよね...と思ったけど、その考慮が出来る人なら、そもそも炎上商法のものを否定するはずか。まぁ、最近は炎上商法をブランディングとか、活動家をアクティビストとか、カタカナで表現すれば誤魔化せるという詐欺的解釈をする人もいるからねえ。
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