以前ツイートしたのですが、出版社さんは試し読みできるQRコードを刊行してる主なコミックすべてに付けて頂けませんでしょうか。試し読みのボリュームはTwitterで見かける程度でOKです。顧客予備軍のほとんどがスマホを持っている今の環境を店頭販促に活かさない手はないと思うのですけど...
— BOOKプラザ文華堂 (@bunkadou_bp) 2019年2月11日
本屋さんなどに並ぶコミックのカバーなどにQRコードをつけて、そのコード経由でアクセスするとお試し版のページにダイレクトにアクセスできる。それで面白ければ手に取って買ってねというアプローチの提案。すでに大手の本屋さんだと自店舗か出版社提供かは分からないけど一部の話を小冊子化したものを配っていたり、紐で括りつけてその場で立ち読みできたりするけど、そのスマホ版的なもの。
スマホを使っている人が多分に及ぶという前提ではあるけど、可能性としては面白い。けれど、仮にそれを使ってアクセスしたとしても、いつアクセスするのだろうか。コードを読んだその場でというのは、ちょっと考えにくい。野菜の産地を調べるわけじゃないのだから。と、なると、本そのものの購入動機にはつながったとしても、その本屋での売り上げに貢献できるか否かは随分と揺らぎが生じてしまう。読み込んで電車の中で読んで、自宅に戻ってからアマゾンで注文、といったルートを取られる可能性だってある。
また、撮影禁止の書店は多いので非現実的ではある(店員が監視してて本の写真撮りと間違わないようにとの指摘もあるけど、店員の負担がけた違いに増えることは望まれない)。販促ポップへのQR添付って案も同様。
シールにQRと説明を書いて、書店判断でポップにつけてもらう手が現実的。これなら手間はかからない。けど、コストを出版社側が許容するか問題なんだよね。単にシールだけでなく試し読みページの管理とかまでしなきゃならないし、お試し版を読んだ人の数はカウントできても、それが購入率の底上げにつながるかどうかまでは測定が難しい。そして効果が見えにくいものへのコストは極力かけたくないだろう。
物理的な本ならではのアプローチはなかなか難しい。試行錯誤が必要に違いは無いのだけどね。
コメントする