中高年ひきこもり61万人 初の全国調査、若年層上回る(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース https://t.co/syLI4n43cu @YahooNewsTopics
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年3月29日
今件調査結果の詳細は 内閣府の青少年に関する調査研究等 https://t.co/kdIoxYUcqP 内の生活状況に関する調査。広義のひきこもりの定義は次の通り。仕事などをしている人は該当せず。自営業は5~8の定義に多分が引っかかりかねない。 pic.twitter.com/r3LgkS3Vzh
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年3月29日
先日ふいにあがってきた、中高年ひきこもりの話。高齢フリーターと絡めて当方は高齢ひきこもりと呼ぶことにしたけど。年齢階層から見て中年ひきこもりってのは何か話が違うし。
で、これって内閣府の青少年に関する調査研究などのところにあるんだよね。年齢階層から見て、テーマが違うような気がするってのはさておくとして。定義は上記の通りで、確かに世間一般にいわれている「ひきこもり」としてのイメージには近い...けど、若年層におけるひきこもり以上に、単純にこの区分で一律救済せねば的な対象として認識するのは極めて危うい。
広義のひきこもりは男性が多い。対象者の3/4強。 pic.twitter.com/n30itcwzJQ
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年3月29日
きっかけは退職や人間関係の破綻、病気、職場に上手くなじめない。ただ回答絶対数が少ないため、ぶれが生じている可能性。また退職の場合、年齢が問題だけどその統計は無し。望んで退職、ひきこもりの可能性もあり。 pic.twitter.com/cXwneSFJKF
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年3月29日
当然といえば当然だけど、昼夜逆転の生活者多し。 pic.twitter.com/unm4p8bN2v
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年3月29日
ひきこもり群の方がラジオの聴取率は高い。それ以外は押しなべて低め。行動意欲そのものが低下している可能性。 pic.twitter.com/6g3AVjL3wZ
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年3月29日
公開されている属性を見るに、おおよそイメージ通りのもの。男性の方が多いってのは、女性の場合は元々就業していた割合が低いってのもあるのではないかな。あとは女性の場合、回答し難いとか...有効回答数の属性別実情がまだ公開されていないので、その辺は確認できないけど。
ただし今件、回答者数が3248人で該当者数は47人。それを人口推計で比率計算してそのまま算出しているので、相当なぶれが生じている可能性。さらに対象が40~64歳なので、いわゆる楽隠居モードの人や退職後に悠々自適な生活に入った人が含まれている可能性も。 pic.twitter.com/80jG403UsB
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年3月29日
で、今回の調査結果ってまだ速報なので、属性別の詳細動向などが明らかにされていないってのもあるし、そもそも分析回答母数が2ケタしかないのを人口推計で膨らませているのがあるので、概算人数については経年変化で見ていく必要かあるから、単年の結果で云々ってのは非常に危うい。ぶれが大きすぎる。
さらにニート同様ひきこもりもまた、本人が望んでいる場合と望まないでなってしまった場合、それぞれに対し周辺がどのような方向性を望んでいるのかもあわせ考える必要がある。非正規問題と同じ構図で、望んでいるにもかかわらず周囲が騒いでその立場から引きはがそうとするのはどうなんだろうか、そして本人の意思を確認せずに一律で改善すべき属性に区分するのは問題があるのでは、と思うのだな。
2015年時点の15~39歳のひきこもりは概算で54.1万人。これとくらべて40~64歳のは61.3万人で多いやんってことですが、定義が違う。同じ定義で概算すると(47-11)/3248×4235万=46.9万人。15~39歳より少ない。 pic.twitter.com/FyuxCPmaeO
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年3月29日
さらに今回の統計速報では15~39歳のひきこもり推計数と比べて多いってのがスポットを当てられていたけど、よく読み直したら基準そのものが違っていた。「最近6か月間に家族以外の人とよく会話した・ときどき会話した」という条件が加わっているけど、妊娠、介護・看護、出産・育児をきっかけに「ひきこもり」判定を受けた人が11人いる。この条件では、15~39歳のひきこもり精査では除外されているのだな。これでは単純比較は不可能。
昨日から早速関連方面の専門家が色々とお騒ぎだけど、これ多分に詳細値の報告待ちとした方がいいし、詳細値が出ても統計上のぶれが大きいので参考値以上のものには成りえない気がする。もう少し大規模な調査をして、該当人数が4ケタぐらいのものになるようにして、できれば地域別などの属性区分が可能なようにしないと。
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