アマゾンのコメントで「アマゾンで1000円以下の雑誌がほとんどあわせ買い対象になってしまったので、今後は電子書籍化しないと販売数が厳しそうですね」というのがあり、少々驚き。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年3月6日
詳細は色々と支障が生じるので避けるけど、少女系だか女性系だかのコミック誌のコメントに、上記のようなことが書いてあった。いわく、これまではアマゾンで一冊単位でも注文できたから買っていたけど、あわせ買い対象となってしまったので気軽に買えなくなってしまった。今後は他の販売スタンドで買います云々。
あわせ買い対象ってのは低額の商品に関して単品では購入注文ができず、他の商品と合わせて2000円以上の注文にならないと受け付けないよ、というもの。細かい注文でそのたびに梱包やら宅配ってのは経費の負担が大きいからってのが理由らしい。まぁ、プライム会員になると無料配送の領域が広がるので、それをもりもり利用していると、困っちゃうよねってのも一因なのだろうな(プライム会員でもあわせ買い対象の規制は適用される)。
他方、あわせ買い対象になったらアマゾンでは買わないってのは、どういう購入属性なんだろうか、と考えてみる。近くに本屋が無いので実店舗では買えない、買うのは面倒くさいってのはあるのだろう。あるいは恥ずかしいからとか時間がもったいないとか。加え、ちょっとしたハードルがあると購入を諦めてしまうような、ロイヤリティーが低い層だってのは容易に理解はできる。今回見かけたのは他のスタンドで買うって話ではあったけど、買うのを止めますっていうことになるのかもしれない。
他方、物理アイテムだから配送料が必要になる、電子書籍ならその必要は無いからあわせ買い云々ってのも無い(はず)。なので、電子書籍化しないと、アマゾンのあわせ買い対象の拡大化に伴い、販売数が減ってしまいかねないよねって指摘は間違ってはいない。どれぐらいの影響があるかは分からないけど。
ただ一方で、電子化の際に権利関係の問題から、紙媒体版ではあったページがごっそりと抜けているって話もちらほら見受けられる。また、当然付録の類は無い。この辺りは難しい話ではあり、雑誌によって試行錯誤が続けられるのだろうなあ、という気はする。
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