連続物の商品が尻切れトンボで終わる時の悔しさ

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これはもう「分かる」ボタンを10連射したいぐらいの話。雑誌連載の作品が単行本化される際に、一応雑誌では(打ち切りっぽく見えても)最後まで連載されていたのにもかかわらず、単行本化は最後までされないってパターンが結構ある。特に四コマ漫画系。

素材はあるのに何で単行本化されないのか。SNSの普及で作者側の声がもりもり聞こえてくるようになって、その限りでは「打ち切りされた作品だったり、終わる時には人気投票でも下位のものだったし、それまでの巻で売上が落ちていたから、最終巻とかそれに近い巻とか出しても出版社側にとっては採算が取れないので、それじゃ出さないよ」という判断が下されるのが多分らしい。まぁ、希に版権の問題とか、作者側の意向ってのもあるけど。先日ちょいと言及した「採算ラインを下回るから本の単行本は無しで電子書籍でならいいよ」ってのも同様の考え方。

これって指摘されている通り、採算重視でどんどん尻切れトンボな業績を創っていくと、その出版社、さらにはコミックス全体への不信感につながっていくんだよね。どのみち最後まで刊行してくれないかもしれないから単行本は買わない、最後まで発刊してくれるのを確認してからまとめて買おうってことになる。あるいは確実に刊行してくれる作品のみに集中してしまう。

少しずつパーツを集めて完成させていくディアゴスティーニスタイルの商品で、途中で刊行を止められてしまったらどう思うか。買ってきた小説で最後の数十ページが切り取られていたらどんな気分になるのか。それと同じである事を、出版社は考えてほしい......

...と思ったけど、それが理解できるのなら、現状のような話は起きていないはずだから、無理なんだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2019年3月12日 07:58に書いた記事です。

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