本の買取をしていると、ある1人の人が一生に買った本のすべてを買取させていただく機会がある。その中で一番多いのはもちろん、その人の趣味に関わる本だが、それ以外の一般書ではおおむね同じような傾向があるような気がする。(続く)
— なりたや書店【群馬県高崎市】 (@naritayasyoten) 2019年3月20日
(続き)買う本の順番としては、学習書→就職関係→自己啓発・資格→マネー・住宅→子育て→病気予防→楽しい老後系の本→医者・病気関係→医者を信じるな的な本。自分も大体同じような感じで、今は病気予防の本ばかり読んでる。今は全く興味ないが、そのうち老後に関する本を読むようになるのだろう。
— なりたや書店【群馬県高崎市】 (@naritayasyoten) 2019年3月20日
蔵書ってのは結構裕福な家だと子供の頃からのものがずっと残されている場合もあるし、自分の子供のものも保管してあることもあるので、まさに年輪のような形で人(や家族全体)の歴史が刻み込まれているようなことがある。指摘されているような、類似パターンを取ってしまうのも理解はできる。書籍は人の知識のよりどころなので、どのような情報を求めていたのかも分かるという次第。
ただそうなると、気になることが二つほど。まず一つは以前言及したように、家に本棚が無いって人が少なからずいるのだけど、そのような家では人生の年輪的なものも無いのだろうなあ、というもの。
そしてもう一つは昨今の情報革命的なインターネットの普及に伴い、書籍の購入ルートも電子書籍によるって場合が増えているし、そもそも書籍を買わずにネット経由で情報を取得することが多くなっているので、今件のような年輪も出来なくなるよな、という話。だからどうした、と言われればそれまでなんだけど、なんか色々と考えさせられるものがある。
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