「サブスクリプション」の定義と戦いは、「入っているとお得に使える」ではなく「定期的に支払うことで制作コストをサポートし、積極的な新作展開に期待する」ものになっている......というと、ここのところの動きがわかりやすくなるのではないだろうか。(的な話を記事でもうちょい説明予定)
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2019年3月25日
長期的契約(もしくは前払い)に伴うコンテンツ制作サポートを軸にしたビジネスモデルは、かなりいろいろな動きがこの数年間にあって、その一角が「サブスクプションの勃興」という形で見えている、とおもった方がいい。(その文脈は今回の記事でなく、別の形で書いた方がいいか、とか考えている)
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2019年3月25日
もうちょい補足。映像のサブスクリプションについては、前身となる存在として「アメリカのプレミアム系CATV局」があった、というところまで遡ると、わりとうまく話がつながる。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2019年3月25日
サブスクリプションの仕組みってのは登録しておいて定期的に会費を払うと一定のサービスを受けられるというもの。音楽系でよく見受けられる、一定領域内のものはすくに視聴できるとかいうやつ。バイキングを何回でも使えるよ的な感覚で、お得感があるのが印象深いけど、見方を変えるとこれって指摘の通り、サービス提供側に一定の安定的なサポート体制を作る仕組みに似ている。
買い切りの物品だと常に新しいもの、しかもビジネス的に成り立つものを提供していかないと、継続性を留めるのは難しいし、既存の商品へのアフターケアも大変なものとなる。けれど一定期間ごとに確実な売上が見込めるのなら、ビジネスとしては安定するし、サポートも充実させられるし、リソースを新規事業へ配分することも容易になる。
この構造ってデジタル系ならばpixivFANBOXとか有料メルマガ、あるいはアプリゲームとか月額制のオンラインゲーム、サーバーのメンテナンス契約が近い形だし、旧来のビジネスならばアイドルのファンクラブとか遊園地の年間定期とかに近い。あるいはもっと俗物的なものになるけど、不動産の家賃収入とかね。
その辺の構造を考えると、デジタル系のビジネスにおける様々な動きってのが、実は既存のビジネスの仕組みをそのまま、あるいは形を変えて適用しているのが結構あるのだなあ、ということを再確認させられる次第ではある。
同時にサブスクリプションに登録するってのは、サービスの支援につながっているのだなあ、ということも認識できる。ある意味お布施みたいなものだからねえ。
まぁ、安定収入があれば心境的な余裕が出てきて、色々とチャレンジできるし、それがさらに大きな飛躍につながるってのは間違いない。
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