ふと思うことがあるのだが、なんの役にも立たないプラスチックの塊である「おもちゃ」とかいう謎のプロダクトがいくつもの大企業を支えるくらい世界中で買われていて、こうやって大人がツイッターでブンドド写真載せながらワイワイしてるの、人類史上奇跡の一瞬だと思う。なんと尊いのだろう。
— アキヤ (@akiya_skeleton) 2019年3月24日
GIジョーまで遡っても、今ブンドドしているようなおもちゃの歴史は60年程度。TFなんか35年でしかない。だから僕らが老いていくまでのごくごく短いスケールでさえ、一体どうなっていくのかわからない。実際、たかだか10年ちょっと前のミクロカスタムと物語の個人サイトなんかもうほぼ見られない。
— アキヤ (@akiya_skeleton) 2019年3月24日
いや、まさにおっしゃる通りですねえ。文化の力です。例えばギリシャの彫刻とかって理想の身体を描いていると思うんですけど、おもちゃもそういうスケールで見てみたい。ミケランジェロのダビデ像(ルネサンスですけど)とタカラのコンボイを、並べて同じように受け止めたいですねえ。
— アキヤ (@akiya_skeleton) 2019年3月24日
語られている対象はプラモデルをメインとしたもので、その造形を多数の企業が商品として定期的に展開し、複数の国に提供されて多くの人の手に届き、その姿がインターネットを介して情報として広まり、時間と場所を超えて評価評論が行われている。数十年前にもプラモデルはあったけど、その情報っては専門誌とか有名どころに限ればテレビなどでも出来たかもしれないけど、今では個人ベースで手掛けたものが色々な人に知られていく。
少し前までは、隣町でプラモデルを作っていた人の作品なんて、情報として知れる機会など滅多に無かったはずだ(有名な模型店で展示してもらった完成品を介して知ることが出来た、ぐらいかな)。
そういう観点では、確かにプラモデルなどの玩具の世界が一気に広がった感はある。あとは言語のハードルをどうするか、だけど、写真や動画で提供している限りは、大きな問題にはならない。
これって実のところインターネットの特性が非常に効果的に用いられた例であり、インターネットによる情報革命の恩恵を受けているってことなんだよね。情報が瞬時に世界を股にかけて広がっていく、しかもその情報の発信ハードルは極めて低い。文字だけでなく、画像も、映像ですらも(インターネットだけでなく、スマホの影響力も大きいけどね)。
この本質を理解していれば、プラ系の玩具における文化の開花が生じているってのは大いに理解はできるし、情報の本質が根本的に変わりつつあるってのも把握できると思うのだけどね。
個人的にはさらに、ここにARとかVRの技術が下りてくることで、さらに情報革命はステップアップすると考えている。しかもそう遠い未来の話では無いだろう。
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