育休7年の末に退職「NHK青山祐子アナ」に"受信料返せ"の声(デイリー新潮) https://t.co/6u7v6Cuh9S @YahooNewsTopics 解説できぬ。腹筋嫉妬。「雇用保険から給与の約半分が支給されることにもなっている。因みにNHK職員の平均年収は1780万円とも」この点誤解を招くので補足。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年3月29日
当方はテレビを観ていないしアナウンサーの挙動にもさほど興味を持っているわけでは無いのでスルーしていたけど、ちょいとした指摘があって読んでみたらヒドイお話だったので、この点だけ指摘。
NHKの就業規則云々はさておき、この記事の書かれ方では「雇用保険から給与の約半分にあたる900万円ぐらいが支給されるらしいぞ。ぼったくりだよな」的な読まれ方をしてしまう、というかそれを目論んで書いてあるのが見え見えで、新潮の校正・校閲は一体何をやってるんだ、という感しかない。
雇用継続給付(ハローワーク) https://t.co/DCLK1inC3P 育児休業給付は所定の計算で算出された賃金月額に対し、半年までは67%、それ以降は50%相当額。ただし賃金月額は449700円が上限なので、支給額は301299円(224850円)が上限。 pic.twitter.com/LRU0Ko1YbB
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年3月29日
実のところ育児休業給付ってのはこのような計算の仕方で、大体月額の賃金の2/3ぐらいが半年間、それ以降は1/2が支給される。ただし、ベースとなる賃金については上限が定められていて、年収換算では539万6400円。そして支給額は半年までが月額301299円、それ以降は月額224850円が上限となる。年間900万円ぐらい支給されるかも云々ってのは大きな間違い。
追及されても「そのように読んだ読者の方が悪い」という言い訳をするのだろうけど、育児へのあらぬ中傷も併せ、こういう話はよくないよなあ、と思う次第ではある。オーサー権限でのコメントをしようと思ったら、なぜかできない記事になっていて、それがとても残念。
コメントする