新聞+雑誌+ラジオ vs インターネット広告の実情

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先日挙げた経産省の広告関連の費用推移の最新情報の記事に絡んでこんな話が。実情としてはすでに、新聞と雑誌とラジオの広告費を足しても、インターネット広告の費用には届かない。もっともインターネット広告の中には、元々新聞とか雑誌とかのコンテンツだったものが入っているってのもあるけど、例の電通の報告書の限りではさほどの割合では無かったりするので、大勢には影響を与えないと考えていい。

で、新聞+雑誌+ラジオよりインターネット広告が大きいか否かってのは、あくまでも指標の一つでしか無く、例えばダムの決壊水域のようにこれを越したら一気に情勢が変わるよね、という類のものでは無い。けど、概念的に実情がどんなものだろうかっていう指標の一つにはなる。まぁ、4マスとインターネットを比べるとなると、テレビが入るのでインターネットは太刀打ちできないのだけど。


んで、長期時系列データを引っ張ってきて、単純な広告費の比較と、全広告費に対するシェアそれぞれの推移をグラフ化したのがこれ。本家サイトで定期更新している、新聞とインターネット広告の動向と似たような形のグラフ。

この類の話はある日突然世の中が変わって見えた、的なものでは無く、少しずつじわりじわりと変化していくのだよね。一日一週間一か月の単位ではほとんど違いは無いけど、数年かけて後から考えてみると、少しずつ変わっているのだな、ってのが分かってくる。

さて勢力図は確実に変化をしているし、今後もこの方向性が違えるようなことは無いだろう。インターネット広告界隈はともかく、新聞や雑誌、ラジオはどのような姿勢を示すのだろうか。

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このページは、不破雷蔵が2019年4月10日 07:20に書いた記事です。

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