起業後の企業生存率の国際比較(中小企業白書) https://t.co/53tVYd5MyM 日本は5年で生存率81.7%。 pic.twitter.com/HT3Qe2f87v
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年4月24日
起業した企業が10年間で生き残る確率は何%という話がある。本の題名にもなっていた気がするし、中小企業の場合は3%とかいう話も世間の逸話的にはよく見聞きする。けどよく考えてみると、それの裏付けというか統計的なものというか根拠ってどこにあるのかな。
ということで色々と調べてみた。まずは中小企業白書。これだと5年間で生存率81.7%。日本は結構高いよね、という話になっている。
2006年時点の中小企業白書 https://t.co/tNxsJvYOjp から。毎年前年のをベースにして乗じているので、そこから逆算すると個人事業所ベースでは10年で大体1割が残る。というより1年で4割近くがさようなら、か。 pic.twitter.com/lH8udPIfUd
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年4月24日
で、その中小企業白書をさらにさかのぼって、10年以上前のものになると、こんなものがあった。毎年前年から生き延びているかどうかの割合をそれぞれ表示しているもので、要は1年間生き延びることができれば、次の1年を生き延びる可能性は高くなっている......というか自然淘汰っていうか、進化論的なお話が結論として出てしまっている。というか、初年で4割ぐらいの企業がコケるのか。
個人事業所の経過年数別生存率(1984~2002年の統計値ベース) できました。最近の値については計算方法が分かったので「やりたいことリスト」行きかな。 pic.twitter.com/5ayT6P6zMx
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年4月24日
さらにそのデータを基に、計測期間における平均値を使って、10年間で毎年どれぐらい生存し続けることができるのかを概算したのがこちら。個人事業所ベースだけど、10年間で残るのは1割程度。まぁ、20年以上前のデータを基にしているので、今ではどうなんだろうかってのがあるけど、一つの指針にはなる。
最近は...どうも中小企業白書ではこの類のはあまり取り上げなくなっちゃったみたいで、再度白書を隅々まで精査する必要があるかなという気がする。あるいは一次データをたどって独自計算しなきゃならないかも。
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