新紙幣が2024年から展開開始

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政府・日銀は2024年度前半に千円、5千円、1万円の各紙幣(日本銀行券)を一新させる。麻生太郎財務相が9日午前に発表した。刷新は04年以来となる。千円札の図柄は北里柴三郎、5千円札は津田梅子、1万円札は渋沢栄一になる。「平成」から「令和」への改元機運を盛り上げる。自動販売機などの関連需要が生まれるため、景気刺激の効果もありそうだ。

日経の記事が出た時には事実以外に色々と勝手想像な話も盛り込まれていて、各方面のフンダラな意見のトリガーとなっていたのだけど、実のところ主要紙幣の改変は20年ぐらい毎に実施されていたので、今回の話も予定調和なものに過ぎない。

具体的な図案は財務省のリリースにある通り。ただ、あくまでも「新しい日本銀行券のイメージ」との表記なので、細かい部分で実紙幣とは異なるって可能性は否定できない。リリースの他の部分で明記されている項目が差し替えられるってことは無いだろうけど。


デザインに関してはリリースでも明記されているし指摘されている通り、ユニバーサルデザインの観点が強く出ている。当方もイメージを見て得た第一印象は「数字と漢字の場所が差し替えられてる、数字がでかくなってる」だったもんな。ぱっと見でそれぞれ別物に見えるってのは長短所併せて考えるとプラスの面が大きいわけだ。


あとはすぐに思いつくのが、先の元号での詐欺話同様に、古い紙幣が使えなくなる詐欺。ネタ話でそういうのがあったけど、そのネタ話レベルの話を本気で信じてしまう人も少なからずいるから困ってしまう。振り込め詐欺の流派的なもので登場しそうだな...ってまぁ、この類の話は元々いくつかのテンプレが用意されていて、世間一般に浸透したネタを当てはめて使いまわしているだけなんだけど。


で、今回の新紙幣において二千円札は出てこなかった。つまり新規の二千円札は創らない。理由は「使われていないから」ってことで。まぁ、実情を考えれば容易に理解はできる話ではある。

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このページは、不破雷蔵が2019年4月10日 07:41に書いた記事です。

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