情報システムのトラブルシューティングはたまにシャーロックホームズばりの推理を必要とする時があるね。機械はまだいいんですよ、動作した結果が事実を反映しているから。問題は人間のほうで、全員本当の証言をしているとは限らないんだな。
— 嶋田大貴 (@shimariso) 2019年4月2日
ITホームズ、推理力もそうだけど大抵の場合は関係者の嘘や勘違いを暴いて問い詰めても良い結果にはならないので穏便に済ませる能力が追加で必要とされる。
— 嶋田大貴 (@shimariso) 2019年4月2日
プログラムが思った通りに動かない、システムが何故か定期的にダウンしてしまう、色々なトラブルが生じえるけど、プログラム的にもシステム的にも何の問題も無いのに、なぜかおかしな挙動をしてしまうっていう事態はある。実のところは考えていた不具合部分とは別の部分の問題だったり、物理的な要因によるものだったり、さらには前提となる情報そのものに錯誤があったりするということがあるのだな。
よくある笑い話としては、清掃のおばちゃんが勝手にサーバーの電源を抜いて落ちてしまったというもの。どこまでネタか本当かは分からないけど、世の中そういう事案は発生するし、そのような場合はプログラムとかシステムとかをいくら見直しても無理ってことになる。
この辺りの話、引用にもあるけどシャーロックホームズ的な推理ものを解いていく推理力、そして経験則が不可欠になる。アクセス解析も似たような話。そしてかかわっている人がすべて正しい情報を発しているとは限らないってことも重要。本人が事実をしっかりと認識できずに誤情報を言及している場合もあれば、認識した上で責任逃れのために嘘をついている場合もある。
引用元では「犯人を追及しても仕方が無いので穏便に済ませる調整力が必要」とある。ケースバイケースで、そのような調整による解決が一番のことも多い。一方で無かったことにする、もみ消す的な解決をしてしまうと、原因を作った本人が自分のミスに気が付かずに同じ事を繰り返す、あるいはやらかしても問題視されないと学習してもっと大きなトラブルを引き起こすということがあるので注意が必要。
なあなあまあまあではその場しのぎの話でしか無く、根本的な解決にならないことも少なくないのだな。
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