春先の電車遅延の増加は実在するのか

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先日、年度替わりの4月5月には、小学1年生が新しい環境に触れることになり移動領域も拡大するし、慣れていないこともあってか、交通事故にあうリスクが増えるという話を統計的に解説した。10月にも増えるのは不思議なのだけど、運動会の季節だからとか、日が暮れるのが早くなってくるからなのかなあ、という気もする。

で、似たような話が通勤電車の遅延にもあるのではないか、というお話。具体的には4月から通勤で電車を利用する人が増える、新入社員は通勤電車に慣れていないのでラッシュ時などで気持ちが悪くなったりする可能性が高くなる、乗り降りに慣れていないからどうしても時間がかかってしまう、などなどで遅延を起こすきっかけが増えてしまう。結果として4月5月は遅延が増えるのでは、という指摘。

確かにそんな気もするけど、一日中駅のホームで監視するわけにもいかないし...ということで各鉄道会社とか国土交通省の統計を探したけど、年ベースのならともかく、月単位とか時間区切りのデータは無いんだよね。不思議なことに。交通事故のは先に挙げたようなものがあるのだけど。

理由づけとしては非常に分かり易い、ありそうなものだけど、そんな気がする、雰囲気的にそれっぽいというだけではちょっと問題。単なる思い過ごしじゃんと言われるかもしれないし、第一裏付けがないものを語るのはあまり気持ちのよいものでは無い。機会があればJR東とか国土交通省に問合せて、その類のデータがあるのか否か確認するのもありかな、と思っている。

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このページは、不破雷蔵が2019年4月 6日 07:02に書いた記事です。

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